書籍名~ <患者さんに伝えたい医師の本心> 著 者~ 高本 眞一さん~ 三井記念病院院長・・東京大学医学部名誉教授 発行所~ 新潮社 高本院長は日本を代表する<心臓外科医>です・・ 公立昭和病院心臓血管外科主任医長・・国立循環器病研究センター第二部長 1997・・年東京大学医学部胸部外科教授 2009年より・・三井記念病院院長 * 妻の乳がんで私も<患者の家族>になった・・ 乳がんが分かったのは、彼女が50歳のとき早期発見でした。 <乳房温存術>で手術をし成功しましたが・・術後・5年目に再発・・即手術・・ その2年後に<肝臓~頭蓋骨まで転移>・・4年ほどの月日がたち・・生存率10年を経過をして亡くなりました。 私は、妻の死を通して<我々医師は患者のそばに立ち続けrなければならない>ことを、身をもって学びました。 私は手術が終わって、自らの手を離れる患者さんに必ずこう言います。 <何かあったらいつでも来ていいよ・・何かあったら電話して下さい・・> 私は決して患者さんを見はなさい・・妻の看取りで<患者の家族>を経験し、その思いは確固たるものになりました。 * <患者様>を廃止した理由 * 周辺開業医への<お中元大作戦> * 東大医学部の倣慢と時代錯誤 * 病院ランキングを信じてはいけない 高本院長は<硬骨・熱血>でありながら・・緻密な戦略~突破力・・ 全190頁の中に数々の神髄が記されており <DRの中のDR>と感銘しました・・ 小生が特に記憶に残ったのが <エホバの証人の論拠>です。 私はエホバの証人の方が来院されると、まずは輸血を拒否する理由を辛抱強くきき、そして申し上げます。 あなたの聖書の解釈は間違っています。 まず<食べる>と<輸血>は違います。 聖書には、血を食べるなとは書いてありますが、輸血をしてはいけないと書いていない。 次に<血を食べるな>という言葉の前後を読むと、かかれいる血は、3000年前の旧約聖書の時代の争いの血、あるいは命を断った血であることが容易に想像できる。 つまり、神は争いによって生じる血を避けなさいとおっしゃっているのです。 輸血は、争いによる血ではありません。 助け合いの血です。 互いに慈しみ合い、助け合うことを教えてくれる神が、どうして助け合いの血を否定するでしょうか。 輸血をすることこそ、神のご遺志に従うことです。
Posted at 2015-10-16 17:03
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Posted at 2015-10-16 17:08
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