朝日新聞掲載の<悩みのるつぼ>・今日の回答者は社会学者の・・上野千鶴子さん 相談者・・私は81歳・妻は78歳、二人暮らしの夫婦です。 短期・長期の物忘れ、持続するうつの状態、ささいのことへの怒りの爆発、ぎこちない ふたりの間のコミュニケーション、お互いに対する思いやりの不足、ときにはいわれのない嫌悪感の表出・・ これらは、明らかに認知的夫婦の不幸な関係の現れと言わずを得ません・・ 回答者・・上野千鶴子さん <簡単な方法は距離を置くこと> 目からウロコ、のご相談でした。 老老介護、認認介護については問題にされてきましたが、夫婦がふたりとも健康に暮らしているあいだは、行政も地域も問題ないものと見なしてきました。 ふたりでいるからこそ、起きる問題もあるのですね。 予備軍とはいえ認知症とは思えませんが、危機感はひしひしと伝わります。 大阪の開業医、辻川覚志さんは<老後はひとり暮らしが幸せ>の著書で データにもとづき、ふたり暮らしの生活満足度がもっとも低いと実証しておられます。あいだに緩衝材がないふたり暮らしは、加齢に伴い、お互いに許容限度が下がったり気が短くなったりして、相手がいることがストレス要因になるんでしょうね。 精神科医の高橋幸男さんは、独居の認知症者のほうが、同居の認知症者よりも穏やかに暮らしているという発見をしておられます。 独居者には自分を否定する同居者というストレスがないからです。 このままどちらかの認知症が進んで一方が他方を介護する関係になると、ストレスが高じて虐待も起きそう。 小生宅に、丸写しです・・数年前から<家庭内別居>の状態・・性格も趣味も正反対・・ 小生は・・各種の<講演会や勉強会>等には進んで参加・・弱体化しつつある<脳味噌>を酷使・・無理を承知で現状維持に努めている・・ <山の神>は<折り紙手芸」>に夢中・毎日<プールやサークル・ハイキング等>で出かけている。 今日も<南会津町のふるさと会>で都心まで出て行った・・ 小生・は日本男児特有の<1匹狼>群れることを好まない・・ ただし隣に座った人や紹介された人とは<男女・年齢・職業等>を問わず・・ほとんどの方と<コミュニケーション>が取れる・・ 本当ですよ・・軽い人種ななので<保育園児のともだち>もいます。 <山の神>は女性群特有の<グループ>を好んで・・交際範囲が少ない・・ 知らない人と接すると・・神経を使って疲れる・・と公言している 近所では毎日一緒に仲良く歩いているご夫婦が数組見られます・・ 小生が<仲が良くて羨ましい・・> 連れ合いがいると安心だから・・ご立派です・・見習わなくては・・ 仲には・・奥様が<主人は行くところがなくていつも付いてくる・・家では文句ばかり言って威張っているし・・> ご主人は特に否定もせずに笑っている・ 見ていると・・このようなご夫婦が多いようだ・・ 小生等の世代の大半は<働き蜂>で、定年まで夢中で家族を支えた・・ <料理>一つできない方も多い・・奥様に頼るのも致し方ないようだ・・ <アベノミクス>の失敗で経済成長が期待出来ない昨今・・小生は独立も難しいので<家庭内紛争>を避けるために自重するしかない・・ 暫らくは<老人うつ>にならない程度に<我慢・忍耐>の世界です・・