土地に＜掘り出し物＞は、ない

書籍名～　　夢を叶えるデザイン住宅の建て方
著者～　　　鐘撞正也（かねつくまさや) さん・・フリーダムアーキテクツデザイン（株）社長
出版社～　　幻冬舎　　

小生は現在＜体調不良＞で、浪人中ですが、５０年余り不動産業界で泳いできた＜古狸＞です。
この本は従前から小生が唱え実行してきた手法と同じです・
・文句なしに推薦できますので＜住宅の建築・購入＞予定の方は、ご購読ください。

業界の＜裏話＞を、わかりやすく説明されています・・
＜不動産仲介業者やハウスメーカー＞にとっては・
・勘弁してくれと＜ギブアップ＞です。

＜かねつくさん＞お寺の和尚さんのような苗字なので・・一層印象に残りました。

彼の会社は」・・デザイン住宅において全国No.１の実績の建築設計事務所
２２年連続売上アップしている優良企業です。

住宅の依頼先が主に住宅展示場の露出やTVCMの量で偏っている中、家づくりにおいて客観的な視点で的確なアドバイスをくれる体験者はいません。

ハウスメーカーや工務店主導ではなく、どうすればお客様が希望する価格でライフスタイルに応じたデザイン住宅をつくれるかを研究され現在のようなシステムを構築されました。

＜不動産コンサルタントの小生＞が最も強調したいのは・・

＊　土地探しの現状いい土地が買えない仕組みになっている
安く手に入る土地は、土地を探している人にとっては喜ぶべきことです。
ところが購入者が喜ぶ安い土地は、＜不動産仲介会社＞にとっては手数料が低く魅力のないものという構図になっています。

＜建築条件付き土地販売＞が、増えているのも同じ理由です。
＜仲介会社＞は、土地を単体で扱うより高い＜マージン＞を、得ることができるようになります。

なぜなら＜建築を請け負う会社＞から・例えば＜建築費の３％＞に当たるマージンを受け取れます。

＜土地に掘り出し物はない＞
相場より安い土地があったとしても、そのままお客様の手に渡ることはまずありません。
そのような土地は不動産会社が買い取り＜土地ころがし＞の対象になります。

読み応えのある内容があふれています・・じっくりお読みください・・

大学を卒業したての頃、事務所でお世話になった事がある方です。先ほど、著者名を見て驚いた次第です。当時は神戸にいらっしゃいましたが、懐かしいです。

コメントありがとうございます。不動産業者やハウスメーカーには耳が痛い話が多く紹介されています。プロの小生が推薦する・・素人の方に・是非お読みいただきたい教本です。