昭和48年上野原のゴルフ場予定地は、岩盤で造成困難なので断念して・・山梨県双葉町(現在の甲斐市)に、絞った。 知人の紹介で町長と面談・何度も話があったが・いつも消えてしまった。 主体のメンバー(社長)と一緒に緒長と面談・・社長が直接来るのは初めてということで・・町として大歓迎・議会や農協の協力も取り付け事業が始まった。 新に登記した会社は<甲斐双葉>・・ゴルフ場名は<双葉カントリークラブ> 社長たる人物は、終戦時の大臣で参議院議員の元国会筆頭秘書・・ 役員には大手印刷会社の役員や弁護士が名を連ねた。 打ち合わせ等は議員会館の議員事務所で数回重ねた。 古参議員の顔も見られたので安心して買収業務を請け負った。 丁度その時期から<会員権詐欺?>が社会問題になり<山梨県の同意>が、ないと会員募集が出来なくなった。 その影響で資金繰りがつかなくなり倒産騒ぎが続出した。 土地ブームは理解できるが、ゴルフをプレーしない人が、会員権の転売で利益を狙う・ 不労取得は怪我の素・・悪徳業者に大勢の人が騙された。 町ぐるみでスタートしたが、頂上付近の土地が韮崎市のゴルフ場予定者とダブ リ双方競争で、国会議員や県会議員に働きかけ・連日陳情合戦をした。 双葉組・中尾栄一代議士 → 田辺知事 韮崎組・金丸 信代議士 5月11日に申請した計画に・年末の12月27日に、<同意通知書>が発行された。 オイルショックに見舞われ・計画の進行が難しくなり・3月に決済予定の敷島地区の土地代残金5000万円の支払いが怪しくなった。 社長と連絡が途絶え・印刷会社も手を引き・弁護士も居留守を用いる・・ 現地の地主代表も困り果て・窮余の一策で主要地主ら10数人で熱海1泊旅行をして対策を練った。 豪華の旅行で口説いて支払いの延期を了解してもらった。 社長と連絡が途絶え・印刷会社も手を引き・弁護士も居留守を用いる・・ 現地の地主代表も困り果て・窮余の一策で主要地主ら10数人で熱海1泊旅行をして対策を練った。 豪華の旅行役員達を口説いて支払いの延期を了解してもらった。 最近考えると・・会社倒産を理由でで手付金5000万円没収で終えてしまえば良かったのだが・地主たちと親しくなりすぎていたので残金を手配した。 同僚のIK氏の父親が3000万円・小生が1200万円・知人が300万円・・調整金の500万円は辞退してもらい終結した。 ゴルフ場断念で価値のなくなった山林をIK氏の父親名義として小生が仮登記を、つけた。10数年後バブル最盛期に、取得希望者が出てきたので小生は半値で処理した。 IK 氏の父親は余裕があったので投資金額以下では売らないと主張・現在は父親・IK氏両人とも死亡したので相続人も困っているのではないか? 面積が広くても固定資産税はかからないだろうが・・崩壊などの時は不在地主は責任を追及される危険はある。 本来なら5000万円程度の手数料収入があったはずだが・経費の建て替え等で完全に赤字・終息まで1年余りただ働き・・ 小さな国の王様がオイルショックに飲み込まれて・転落して乞食になりました。