＜ラヴレターを読む・愛の領分＞

Jan

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編者〜中村邦生・吉田加南子

久しぶりに＜情熱＞を掻き立てる面白い本でした。

藤田嗣冶　　「マルセーユまで一人で旅行しておいで。世界一の画家となる人の妻だもの」

坂口安吾　　「僕の肉体は貴方の前ではもう殺そうと思っています」

中原中也　　｢自分自身でおありなさい」

太宰　治　　｢コヒシイ」

岡倉天心　「いいえ・・なにも書くことはありません。・・・・・私は元気で幸せです」

１７人のラブレターが並んでいましたが、その中で一番印象に残ったのが

ヘンリー・ミラー　　「いまや八七歳の身でありながら・・」

ぼくに数々の並みはずれた手紙を書いてきたひとりの若い女性に、狂おしいほどに夢中になっています。　その人はぼくを死ぬほど愛してくれ、ぼくを活かし、僕を恋の虜にしているのです。

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ぼくは十代の少年さながらに嬉々とし、混乱しています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ブレンダ・ヴィーナス　万歳

神よ、願わくは、彼女に喜びと願いの実現と永遠の愛をさずけられんことを！

ヘンリー　（１９８０年９月２０日付）

八七歳とは考えられない情熱が痛いほど伝わってきました。

私も負けずに＜ヘンリー＞を見習って今年の目標として＜激しい・情熱＞を傾けられる人を探す事にしました？？？。

　

#読書

Commented by ファルコン
Posted at 2009-01-06 02:07

ヘンリー・ミラーさんの手紙、日本人の歌手、ホキ徳田に送ったラブレターのようですね。

いつまでも情熱を失わない人生は、見習いたいと思います。

Commented by MR職人
Posted at 2009-01-06 12:13

ミラーの最後の＜恋人＞ヴィーナスは、現在文筆家・バレーダンサー・バレーダンサーとして活躍されているそうです。

Commented by keimi
Posted at 2009-01-06 06:18

いくつになっても恋する気持ちを忘れないことが大切ですね。

恋をしていなければ、恋愛小説は書けません（笑）

Commented by MR職人
Posted at 2009-01-06 15:32

何時も少年のように＜淡い恋＞・・・　熟年の＜どろどろの恋＞・・・何でもござれ？＜眼助平・・＞の不良の老人と自覚しています。

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