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  • 「人の器」と「芯のあるボール」

「人の器」と「芯のあるボール」

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「人の器」が大きい、小さいとよく言います。

これって自分が、どれだけ自分と異なる考えを受け止めることができるか?
自分自身の容量がが問われているということだと思うのです。

そう思って考え直してみると、「器」というよりも真ん中に芯がある「ボール」みたいなものじゃないかという気がしてきました。
 
真ん中の芯は自分の価値観や信念であり、そう簡単に変えることはできないものです。

一方、芯以外の部分は、自分では認めない、同意できないけど「理解」して「受け入れて」いる部分。いわゆる「仰ることはわかります。」という対応です。

なので、自分の行動や言動は必ずしも伴いません。
 
他人が自分に対して何か意見を投げかけると、それをボールの中に取り込んでいくことになります。
いわゆる「器が大きい」と言われている人はこの芯以外の部分が大きいイメージです。

つまり、自分と異なる考えも自分の中に受け入れる容量が大きい。
 
もし芯以外の部分が小さいと、他人をあまり受け入れられないので、これ以上受け入れないように外側の皮を硬くしてしまう(自分の殻に閉じこもる)。
 
容量以上に考えを提言しようとすると外側の皮が破裂する(キレる)。

たまに芯と皮がほとんど同じ大きさの人がいて、そういう人は一切他人の意見を聞こうとさえしない(頑固者)。
 
人間として、ボールの大きさはもしかすると簡単には変えられないかもしれませんが、皮を柔軟にすることはできそうな気がします。
柔軟なら元の大きさを超えて他人を受け入れられるようになります。

私自身も、芯はしっかり持った上で、周りの皮の部分を柔軟に広げられるようにしていきたい。
 
 

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