ハゼノキ(櫨の木);
山野に生え、高さ7〜10m、幹の直径8〜12cmになる。
幹は灰褐色~暗赤色で平滑。若い樹皮は皮目があり老木になると縦に裂け目が入る。
全体に毛が少なく、ほぼ無毛。枝は灰褐色〜帯赤褐色。
葉は互生し、長さ約30㎝の奇数羽状複葉。小葉は、4〜8対で広披針形~狭長楕円形。
先が長くとがり、全縁、ほぼ無毛、裏面は緑白色。小葉が垂れ下がることが多い。
葉裏は緑白色、葉裏の側脈がヤマハゼやヤマウルシほど目立たない。秋に紅葉する。
若芽は、無毛で緑色又は赤くなる。雌雄別株。黄緑色の小花を円錐花序に多数つける。
ヤマハゼは葉軸に毛が密生し、小葉の幅がやや広く、葉に毛が散生する。
ヤマウルシは幹が灰白色で、褐色の縦筋がある。
葉幅が広く側脈数が少なく、側脈と主脈の角度がやや小さい。
「令和参年(皇紀2681年)11月16日、記」