カツラ(桂);
カツラの落葉には芳香がある。カツは香出とする説がある。葉は抹香にする。
水湿のある雑木林によく見られる。幹は直立、樹高30m、胸高直径2mにもなる。
一つの株から、数本の幹を出す。日本と中国にのみ自生する特産科。
樹皮は暗灰褐色。若木は平滑で横長の皮目が目立ち老木では縦に裂け剥離する。
短枝と長枝があり、葉は長枝には対生(場合により互生状もある)し、短枝には1つつく。
葉身は広卵形で基部は心形。葉脈は5~7の掌状脈。縁に鈍鋸歯がある。秋に黄葉する。
徐々に茶色になり落葉し、独特の甘い香りを出し、初冬には、近くでも、匂い香る。
落葉が香るメカニズム、よく分かっていないらしい。
「令和参年(皇紀2681年)12月4日、記」