ヒイラギナンテン(柊南天) メギ科(Berberidaceae) 学名:Mahonia japonica (Thunb. ex Murray) DC. あまり陽の当たらない陰地でよく育っている高さ1-2mの常緑低木。 革質でヒイラギに似た小葉が、幹の先から放射線状に総状花序をたらす。 黄色の花を多数咲かせる姿は、圧巻だ。 果実が、早くも白粉をまぶしたように藍黒色に熟していた。 ヒイラギに似たナンテン!!わかりやすい名前。 6月1日誌「6/1大和市・泉の森」
里山、麓に自生する落葉小高木。 白い下向きに咲く小花。雄蕊は10本。 自然分布;北海道・本州・四国・九州・沖縄。 マタギや山に入る仕事をしていた東北の方に聞いた話。 果実には麻酔効果があり、砕いて川に流し魚をつかまえた由。 サンショウより効果は低いとか! 果皮はサポニンを含み洗濯にも用いられたらしい。 それ故か?名前の由来は、、、! 実が有毒で食べたとき「エグイ(ひどい)」味がすることに由来。 素人目には、はっきりとわからないのだが? 画像は、野茉莉・・枝垂れ野茉莉、どちらであろうか?? 5月31日誌「5/24大和市・泉の森」
ノイバラ(野いばら・野茨・野薔薇) バラ科(Rosaceae) 学名:Rosa multiflora Thunb. ex Murray 別名: ノバラ 低地・山地に生える落葉低木(つる性)。 湿地にも生えヨシなどと混生しているのを見かける。 自然分布;北海道(西南部)・本州・四国・九州 白い5弁花、香りもいい。秋に赤い実がなる。 里山に見る小さくも可憐な花。 誕生花;5月30日の誕生花(野茨の花) 花言葉;素朴なかわいらしさ 5月30日誌「5/25大和市・泉の森」
《襍樹・/・古往今来19》に載せた花だが、 写真を整理していたら、蕾が。。。! 再度アップシてみた。 「面影草」私的に思い出した事もあって。 落葉低木で高さ1-1.5m。目線的に良い高さだ。 挿し木や株分けで手軽に増やせる。 庭に咲く風情もおつなものだ。 名前の由来:山の斜面に群生するヤマブキが風でゆれる姿、 それを「山ぶり」といったのだとか、 途に変化して「山吹」になったと言われている。 5月29日誌「4/13大和市・泉の森」
サイハイラン(采配蘭) ラン科(Orchidaceae) 学名:Cremastra appendiculata Syn.Cremastra variabilis (Blume) Nakai 泉の森を散策していて春のラン科植物は、終わりか? と思いながら歩いていると林縁・林床と。。。! 2箇所でサイハイランと出会った。 森の散策路、アチラコチラでキツリフネの軍団が観られる。 そんな中で、結構地味に・・・俯いて花を咲かせる姿。 健気・・健気、感謝しながら対話させてもらった。 5月27日誌「5/25大和市・泉の森」
キツリフネ(黄釣船) ツリフネソウ科(Balsaminaceae) 学名:Impatiens noli-tangere この時期、泉の森は、この「キツリフネ」で賑わう。 風に揺れてる風情は趣があるが、結構群生している。 だが、気をつけないと見過ごしてしまう。 葉の下側に隠れるように咲いているから。 幼児が見つけても、親は葉っぱしか見えず通りすぎてしまう。 子供目線。。。! 5月26日誌「5/25大和市・泉の森」
セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草) キンポウゲ科(Ranunculaceae) 学名:Delphinium anthriscifolium 先日見かけた場所は、囲いの中で1輪が見えただけだった。 (時期が遅かったようだ) 撮影位置が限られ特徴ある姿が見えない。 2枚目の画像は、以前のもの。 名前は、葉がセリの葉に花がツバメの姿に似ているから?? 明治時代に入ってきた中国原産の帰化植物。 この植物は、「小石川植物園」から逸出したと言われている。 現、東京大学大学院理学系研究科附属植物園(小石川植物園)。 歴史は古く、1684年に徳川幕府が設けた「小石川御薬園」が遠い前身。 明治10年、東京大学が設立され附属植物園となり一般にも公開されてきた。 この「芹葉飛燕草」現在首都圏でしか自生は確認されていない。 5月25日誌「5/25大和市・泉の森」
4月30日誌に半鐘蔓を掲載した。 植物愛好者でなければ通らない蜘蛛の巣を避けながらの道。 そこは雑木林の奥深い所ではない。 5メートルと離れていない所に散策路が通り、人通りも結構ある。 樹々で隠され、死角にひっそりと姿をみせる半鐘蔓。 おおよそ1ヶ月間に数度、拝しに行った。 社寺林、里山等と称されているが、かつては、生活地と里山の間に草地があった。 それが自然植物社会であり動物社会との共存環境だ。 動物が人間生活地に下りてくる、自然環境を考慮せず開発したのは、人間の業である。 東北震災後の復旧でこうした自然環境を取り戻すべく努力・方向性を目指せる期で在ると思う。 防波堤には自然な樹木を用いるのが、木の文化を象徴する日本的処置ではあるまいか!! 5月24日誌「4/29~5/23大和市・泉の森」
ハルユキノシタ(春雪の下) ユキノシタ科(Saxifragaceae) 学名:Saxifraga nipponica 先日、泉の森でハルユキノシタと思える花を見かけた。 近寄れないのと、葉が確認できなかったのだが?? 普段この花を見るとき、特長ある小さな花に目が向いてしまう。 更には小さな花であることで、花弁を仔細に觀察することはないだろう。 だが、2種類あって、「ユキノシタ」「ハルユキノシタ」とある。 ユキノシタとハルユキノシタの見分け方は、幾通りかあるが、 ここでは単に雪ノ下としておこう。春先に咲くからハルユキノシタ!! だが昨今の開花を見ると名称が不自然、改名しないといけないかもしれない!?! ちょっと詳しくは、こちらでm(._.)m(^з^) 5月23日誌「5/18大和市・泉の森」