《眼福(256)“未だ咲いていた健気な花!?!”❖21-316》

サラシナショウマ(晒菜升麻) キンポウゲ科(Ranunculaceae)
学名:Cimicifuga simplex Wormsk.
花穂を拡大すると!!
《”泉の森の晩秋2021/11/12!?!” 》
サラシナショウマ(晒菜升麻)   キンポウゲ科(Ranunculaceae)
学名:Cimicifuga simplex  Wormsk.
地下茎は横に伸び、茎は高さ1mに達する。上部は分枝し短毛を密生させるが、下部は無毛。
葉は複葉で長い葉柄があり互生し、葉縁には鋸歯があり葉柄基部は広がり茎を抱く。
茎先や葉腋から太い穂状花序を伸ばしブラシ状に白い小花を多数付ける。
真っ白い巨大なネコジャラシの容貌。蕾状態では、「ヨウシュヤマゴボウ」にちょっと似ている。
ふわふわの花は、日があたっていると、遠目でもあちこち咲いている如くによく目立つ。
類似の「イヌショウマ」等と見分ける点は、個々の花の付け根に短い花茎がある事。
「令和参年(皇紀2681年)11月12日、記」
#植物

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《眼福254“身近な植物観察地(11)!?!”❖21-306》

ビワ(枇杷)         バラ科(Rosaceae)
学名:Eriobotrya japonica Lindl.
《”泉の森・植物(8)”❖’21/11/01❖ 》
ビワ(枇杷);
西日本の石灰岩地帯に野生のものが散見される由。原産地は、中国説が有力である。
現在日本各地で栽培されている。葉にアミグダリンやクエン酸等が含まれている。
古くから薬用に使われてきたが、薬効成分のアミグダリンは体内で青酸に変化、毒性もある。
高さは10m程。樹皮は灰褐色で細かい縦皺がある。老木になると剥げて、斑紋ができる。
葉は、枝先に集り互生。葉は広倒披針形で基部は次第に細くなり葉脈が深く裏面に隆起する。
葉表は濃緑色、無毛、光沢があり、葉裏には褐色の毛が密生する。縁には荒い鋸歯がある。
長さ10〜20cmの円錐花序にかなり芳香のある小さな花が100個前後つく。
花は、直径約1㎝の白色5弁花。花弁の内側下部、萼、花序には褐色の綿毛が密生する。

「枇杷葉湯(びわようとう)」
枇杷の葉は、江戸時代には民間薬としていろいろ重宝していた。
葉をそのまま煎じて枇杷茶とし、暑気あたり回復や下痢止めにした。
また葉を数枚風呂に入れると肌をなめらかにして、あせもに効くとされた。
京の烏丸の薬店が、枇杷葉湯として売り出したものが有名になる。
材料は枇杷の葉の他に、木香、桂枝、甘草、呉茱萸などを煎じたとされる。
京、大阪、江戸で売られたが、江戸では、宣伝用に路上で往来の人にただで振る舞われた。
そのため、後に貞操のない女のことを枇杷葉湯と言うようになった(「広辞苑」)。
「令和参年(皇紀2681年)11月02日、記」
#植物

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《眼福253“身近な植物観察地(10)!?!”❖21-305》

ヒイラギ(柊) モクセイ科(Oleaceae)
学名:Osmanthus heterophyllus (G.Don) P.S.Green



《”泉の森・植物(7)”❖’21/11/01❖ 》
ヒイラギ(柊);
クリスマスに用いる赤い実は、モチノキ科のヒイラギモチ、アメリカヒイラギ 、セイヨウヒイラギの実。
上記画像の花は、モクセイ科に属する柊でキンモクセイやヒイラギモクセイの仲間。
画像で分る様に柊の実は、黒っぽい濃紺色で雌雄異株で実は雌株にしかつかない。
普段余り目にしない。この柊は、樹齢を重ね老木になると、葉のトゲがなくなり丸くなる。
だが実際には、老木でなくても春先に出る新葉は、棘のないものが多々みられる。
幹は淡灰色、樹皮には縦方向の割れ目が菱形状に入り大きめの丸い皮目が点在する。
葉は対生、楕円形で厚く硬い葉身。表面は暗緑色で光沢あり葉裏は淡緑色で緑色細点がある。
若木の葉には、棘状の粗い歯牙が~5対あるが老木になると、全縁となる。
図鑑などには、老木になると棘の無い、全縁の葉になる、と図鑑等にあるが、
それほど老木でなくても春先に出る新葉は棘のないものが多々見られる。
葉腋に白色の花を束生し、よい香りがある。花冠は直径約5㎜、4裂し裂片が反曲する。
花冠の筒部は長さ1~1.5㎜、裂片は長さ1~1.5㎜。雄蕊2個。核果は惰円形で紫黒色に熟す。
*        *        *
節分にイワシの頭をヒイラギの枝に挿して作る『柊鰯(ひいらぎいわし)』を戸口に飾る。
邪鬼除けの風習とは、古来、“臭いもの”や“尖ったもの”には魔除けの効果があるとされて来た。
鬼門除けに庭の表鬼門(北東)に「ヒイラギ」、裏鬼門(南西)に「ナンテン(南天)」植えた。
「令和参年(皇紀2681年)11月01日、記」

#植物

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《眼福242“身近な植物観察地(9)!?!”❖21-294》

ブルーサルビア シソ科(Lamiaceae)
学名:Salvia farinacea Benth.
別名:ケショウサルビア、サルビア・ファリナセア
《”泉の森・植物(6)”❖’21/10/08❖ 》

ブルーサルビア;
ブルーサルビアは萼が粉白色を帯びた栽培種をよく見掛ける。園芸品種も多種。
茎は、直立又は不規則に広がり、高さ50㎝前後位になる。矮性の園芸品種も多くある。
Mealy sageと呼ばれるのは萼片がファルト状の毛で覆われ、粉白色に見えるため。
葉は長楕円形(卵形)で対生し縁にわずかに鋸歯がある。時に下部に多く輪生に見える。
花は茎上部に密集して輪生して(散形花序状の総状花序)、花が10~16個程度つく。
花は2唇形、暗青色又は白色で上唇は小さく下唇が大きい。5裂片で良い香りを漂わせる。
雄蕊2個。雌蕊は1個。青紫色花をブルーサルビア、白花をホワイトサルビアと呼ぶ。
サルビアの多くが薬に使われるが、食用とはしないようだ。
「令和参年(皇紀2681年)10月21日、記」


#植物

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《眼福241“身近な植物観察地(9)!?!”❖21-293》

スイセン(水仙) ヒガンバナ科(Amaryllidaceae)
学名:Narcissus tazetta L.(広義)
Narcissus tazetta L. subsp. chinensis (M.Roem.) Masam. et Yanagih.
別名: ニホンズイセン(日本水仙)
八重咲き種。


《”泉の森・植物(5)”❖’21/10/08❖ 》
スイセン(水仙) ヒガンバナ科(Amaryllidaceae)   
学名:Narcissus tazetta  L.(広義)
Narcissus tazetta L. subsp. chinensis (M.Roem.) Masam. et Yanagih.
別名: ニホンズイセン(日本水仙)
日本で野性化している普通に見られるスイセンは白花で副花冠が黄色のスイセンであり、
スイセン(狭義)と呼ばれている。ニホンスイセンと呼ばれることもある。
中国のものが日本に渡来したものとされている。
八重咲きのものもよく栽培され、ヤエズイセンという。
スイセンは広義にはスイセン属の園芸品種をいい、2万種以上の品種がある。
「令和参年(皇紀2681年)10月20日、記」

#植物

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《眼福240“身近な植物観察地(8)!?!”❖21-292》

ルコウソウ(縷紅草) ヒルガオ科(Convolvulaceae)
学名:Ipomoea quamoclit L.
Quamoclit vulgaris Choisy
別名: ホソバルコウソウ(細葉縷紅草)



《”泉の森・植物(5)”❖’21/10/08❖ 》
ルコウソウ(縷紅草);
江戸時代に花卉として渡来したもので、民家の近く比較的普通に見られる。
葉は長さ2~9㎝の長楕円形、深裂して裂片は糸状になる。
花は葉腋に1~2個つき、直径約2㎝、長さ3~4㎝の筒部で星状に見え長い花柄がある。
花色は深紅色が普通で、白色、桃色もある。
花がよく似たマルバルコウは野生化して草地に多く、葉が卵心形、花が朱紅色。
ルコウソウとマルバルコウとの交配種にモミジバルコウ(別名ハゴロモルコウソウ)がある。
ルコウソウはヒルガオ科で、葉は羽状に深く裂け、糸の葉に細かい。
「令和参年(皇紀2681年)10月19日、記」


#植物

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《眼福239“身近な植物観察地(7)!?!”❖21-291》

アメリカスミレサイシン(亜米利加菫細辛) スミレ科(Violaceae)
学名:Viola sororia ‘Snow Princess’






《”泉の森・植物(3+1)”❖’21/10/08❖ 》
アメリカスミレサイシン(亜米利加菫細辛);
アメリカスミレサイシンはスミレ科で、北アメリカ原産の外来園芸種。
草丈10~20cm。地上茎はなく、ワサビ状に太くなる根茎をもつ。
葉は長い葉柄があって根生し、まるい心臓形で、表面には光沢がある。
葉の縁には低い鋸歯があり花時期の葉は長さ5cmほど。
花後に出る葉は長さ12cmにもなる。
花は葉腋から直立する花柄の先端につき、直径2~3cmと大きい。
側弁の基部には毛がはえ、花の後方に短く太い距がある。花色は、2種類ある。
プリケアナ(priceana)と呼ばれる花弁が白色で基部が紫色の種類。
それと紫色の花のパピリオナケア(papilionacea)という種類がある。
泉の森では、プリケアナ(白色)しか見ていない。
「令和参年(皇紀2681年)10月18日、記」




#植物

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《眼福238“身近な植物観察地(6)!?!”❖21-290》

(画像は、借り物)
ホソバアキノノゲシ(細葉秋の野芥子)   キク科(Asteraceae)
学名:Lactuca indica L. froma indivisa (Mak.) Kitam.




《”泉の森・植物(3)”❖’21/10/08❖ 》
ホソバアキノノゲシ(細葉秋の野芥子);
アキノノゲシの品種で葉の幅が細く羽裂しないものを“細葉秋の野芥子”と呼ぶ。
陽当りのよい荒れ地や草地などで極普通に見える。茎高は、0.6〜2m位。
葉は互生、茎下部の葉は、逆向きの羽状に裂ける。茎上部の葉は、殆どが全縁で小さい。
茎葉は長楕円形で互生、アキノノゲシの様に下部の葉が逆向きの羽状には裂けない。
茎を切ると白い乳液がでる。茎の上部に直径約2cmの頭花を円錐状に多数つける。
頭花は普通淡黄色、稀に白色、淡紫色で昼間開花、夕方に萎む。総苞は長さ約1cm。
総苞片は覆瓦状に重なりあい縁は黒っぽい。茎頂で枝を分け淡黄色頭花を多数つける。
アキノノゲシ葉の披針形。葉が深裂せず基部も茎を抱かない。最近はアキノノゲシに含める。
「令和参年(皇紀2681年)10月17日、記」
#植物

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《眼福237“身近な植物観察地(5)!?!”❖21-289》

ヤクシソウ(薬師草)      キク科(Asteraceae)
学名:Youngia denticulata (Houtt.) Kitam.
Crepidiastrum denticulatum (Houtt.) J.H.Pak et Kawano
Prenanthes denticulata Houtt.
《”泉の森・植物(2)”❖’21/10/08❖ 》
 ヤクシソウ(薬師草);
紅葉が始まるとめっきり花は少なくなるきせつでもあるが、
ヤクシソウは、木々が葉を落とす頃になっても健気に花を咲かせている。
その咲く風情は、造形美的。薬師草の葉は、赤く紅葉をもするのだとか。
だが黄金の野菊、葉形が薬師如来の光背に似て薬師草と命名された由。
陽当りの良い山地や道路わきの崩壊地等、渇き気味の所に生える越年草。
茎はよく分枝し赤紫色を帯び、根生葉は、匙形で柄あるが開花時には枯れる。
枝の先に多数の花をつけ、頭花は上向き、花後に花柄が曲がり下を向く。
総苞は黒っぽい緑色で円筒形。花のあと下部は膨れて硬くなり下向きになる。
この花の茎葉から白い乳液が出ることで別名チチクサ(乳草)とも言われる。
同種のハナヤクシソウ (form. pinnatipartitum)は、 葉が深裂する。
また、ウスイロヤクシソウ(form. pallescens)は花が淡黄白色。
黄色い舌状花のみからなる頭花を咲かせる。花は上向きに平開する。
枝先に数個固まってついた花は、花後に下を向く。頭花は直径約15㎜。
舌状花は11~19個。総苞は長さ7~9㎜。総苞内片は長さ約7㎜、総苞外片は小さい。
ハナヤクシソウは、葉が深裂するが下部の葉だけ深裂する中間的なものも見られる。
ウスイロヤクシソウ form. pallescens は花が淡黄白色。
中国には他に2亜種あり、ヤクシソウを基準亜種としている。 
令和参年(皇紀2681年)10月16日、記」
#植物

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《眼福236“身近な植物観察地(3+1)!?!”❖21-288》

キチジョウソウ(吉祥草) キジカクシ科(Asparagaceae)
学名:Reineckea carnea (Andr.) Kunth.


《”泉の森・植物”❖’21/10/08❖ 》
キチジョウソウ(吉祥草) ;
和名は花がなかなか咲かず、吉事があると花が咲くという謂れによる。
茎高10~30㎝。根茎は地面に平伏し、疎に多くの節があり円柱形で太さ2~4㎜。
葉はそう生し、5個前後つき、線形~狭い倒披針形~披針形、柔らかく無毛、先は尖鋭形。
花茎は葉より短く、長さ10㎝前後。穂状花穂は長さ5㎝前後で淡紅紫色の花が多数つく。
苞は卵形、長さ5~7㎜。花は芳香があり、ときに雄花は穂状花序の上部につく。
花被はピンク色~淡ローズ色、長さ~1㎝前後、筒部は長さ5㎜位、花弁は反曲している。
雄蕊が目立ち、花糸は分離部分が長さ3~4㎜。葯は長円形、両端は凹形。子房は狭卵形。
令和参年(皇紀2681年)10月15日、記」
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