《 “身近な風物詩”!!❖ 20-17❖》

シモバシラ(霜柱)   シソ科《Lamiaceae (Labiatae) 》
学名:Keiskea japonica Miq.
霜柱画像・・・民家園HPより拝借。
古い画像、撮影場所、つくば市筑波山麓。

《植物風物詩(1)・_・冬⇔「霜柱」!!”》
シモバシラ(霜柱);
和名は、冬時期に枯草の茎に霜がつき、霜の柱が出来ることに由来する。
花は、秋口に付く。花冠の淡紅色品種をウスベニシモバシラという。
*       *      *
一昨日、泉の森民家園・旧小川家前花壇のシモバシラが漸く氷結した由。
シモバシラの茎自体は、冬になると茎は枯れてしまう。
と云うものの根は、活動しており茎道管に水が吸い上げられる。
その茎の根本が、外気が氷点下になると氷結し霜柱の様に見える。
だが、花姿自体も霜柱に見える、といえようか。
東京都下高尾山のシモバシラは、植物愛好家には知れたる所。
アイスキャンデーの様なもの。蝶の羽やバラの花のような形もみえる。
昨今は、気温が余り低くならないので小さめである由。
枯れた茎の周りに氷柱が見える様は、かき氷の様でもある。
「2020/02/07 泉の森・民家園」

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《 “風習”!!❖ 20-16❖》

民家園の「目カゴ」飾り。
民家園の天上に不思議な雲が見えた。
飛行機雲とも違う!?!

《言い伝え・風習(1)・_・春⇔「ヨーカゾー」!!”》
大和(関東一円)では、12月と2月の8日を「ヨーカゾー」と云ってきた。
この日は、「一つ目小僧」がやってくる日なんだそうだ。
この日に「目カゴ」(目を粗く編んだ竹籠(かご))を竹竿の先につけて、
家の軒先や庭先に立てる風習があった。
言い伝えによると、一つ目小僧は12月8日に各家を訪れ、
災いを与える家を帳面に記した。
その帳面を2月8日に取りに来ると約束して道祖神に預けて行くので、
災いを避けるために1月14日のセート焼き(道祖神の火祭り)の火で、
帳面を燃やしてしまうのだと言い伝えられてきた。
**今で言う「左義長」「どんと焼き」もセート焼きの一種**
目カゴを飾るのは、一つ目小僧が目の多い物に驚いて逃げるからに由。
この様なヨーカゾー伝承に因んで、民家の軒先に目カゴを飾り付けた。
*      *      *
民間伝承って興味深い。神様仏様混淆、日本の民間信仰を物語っている。
1932年(昭和7年)に座間市(大和市の隣)市内の墓地から、
眼窩が一つしかない頭蓋骨が掘り出されたことがある。
行き倒れの末に野犬の襲撃などで命を落としたものと推定され、
供養のために「一つ目小僧地蔵」が建造され、
一つ目小僧の伝承と結び付けられて後に伝えられている。
この頭蓋骨の主、単眼症であったか??座間市栗原(芹沢公園の近く)。

「2020/02/02 泉の森・民家園」


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