《 雅羅・/・〝里緑地の実 '10-1〟❖ ’24-280 ❖ 》

クララ(眩草) マメ科( Fa... クララ(眩草) マメ科( Fabaceae/Leguminosae)
学名:Sophora flavescens Aiton
別名:マトリグサ、クサエンジュ
クララ(眩草); 茎は直立し1... クララ(眩草);
茎は直立し1m以上にもなり分枝する。茎、葉裏、果実などに短い伏毛がある。
茎の基部は木質で葉は奇数羽状複葉、小葉が15~35個つく。小葉は長さ2~4㎝。
花は長さ20~25㎝の総状花序を出し、長さ約15㎜の淡黄色の蝶形花を多数付ける。
まれに赤みを帯びる花も見られる。雄蕊は10個、互いに離生する。
花が紫色の種があり、ムラサキクララ forma purpurascens (Makino) Sugimoto という。
果実は細長く、長さ7~8㎝、種子は1列に入り、中間付近でくびれることも多い。
熟すと数珠状になり、裂開しない。種子は長さ4~5㎜。花期は6~7月。


《 泉の森で見つけた“クララ(眩草) の実!?!”❖2024/10/6❖ 》
**神奈川県植物誌** (1)... **神奈川県植物誌**
(1)クララ Sophora flavescens Aiton
有毒の多年草.茎は直立して 1m 以上に達し,茎,花柄,葉柄,豆果などに短軟毛が多い.
上部で枝を分け,枝先に総状花序をつける.
花は 6~7 月に開花し,淡黄色でときに紫色を帯びる.
萼筒の先は斜めに切れ,萼裂片は低い.豆果は長さ 7~8cm で,所々がくびれる.
本州,四国,九州;朝鮮,中国,シベリアに分布する.
林縁や土堤などに生える.県内では山麓~丘陵地に広く分布するが少ない.
花が淡紫色を帯びるものをムラサキクララ form.galegoides (Pall.) H.Ohashi; form. purpurascens Sugim., nom. nud.
といい,稀に記録される.
§       §       §
以前、つくば市内で見たクララの花(2018/06/22)。
泉の森にも居るのではないか、とは思っていたが見つけられないでいた。
探索眼(老眼か?)が低下してきたことは、実感しているが。。。!
偶然、教えて頂けた。感慨深い。感謝・感謝であった。
神奈川県植物誌2018年版に自生地として掲載されていない。
そんなことで懸命に探さなかったのかもしれない。
次の植物誌版には掲載されるだろう。楽しみに観察したく思う。
泉の森には、強靭な植物調査者がおられる。
特に女性、3名の植物観察者の活動には畏敬の念を禁じ得ない。

かつて、自然保護等という表現が一般化していなかった頃の話だが。
日本の自然保護の先駆者は、神奈川県である。
鎌倉の自然を守る会(会長・酒井恒博士)や横浜国大・宮脇昭先生。
日本の自然保護の先駆者、金田平先生。
こうした方々を初めとして神奈川県の自然保全は、今に至る。
§       §       §
日本国内では、昔から薬草として知られている“クララ(眩草)”。
漢方では根が人参に似て苦味が強いことからクジン(苦参)と呼ぶ由。
草名由来は、根をかむと目が眩む程に苦く、眩草(くららぐさ)と言われてきた。
それを略してクララ。全草にアルカロイド(マトリン等)を含み有毒でもある。
来春の開花に出会える事を希す。 楽しみだ。


「令和陸年(皇紀2684年)10月6日、記」
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