“皐月躑躅”《襍木 ・/・古往今来353》


サツキツツジ(皐月躑躅)  ツツジ科(Ericaceae)
学名:Rhododendron indicum (L.) Sweet
別名:サツキ(皐月)

ここで言う「サツキツツジ」は、日本に産する野生ツツジの一種を指し、
旧暦の5月頃に開花するツツジのことである。
一般的には、園芸種の「さつき」が知られすぎており野生ツツジと混同している。
日本産野生ツツジ、日本固有種でありながら学名は、「indicum(インドの)」???
ツツジとの違いは、花の時期と葉が出てから花を咲かせること。
関東西部から近畿地方まで、山口県、九州、屋久島に自生している。
溪岸植物であり、大井川・天竜川・木曽川・長良川・熊野川などの中流域に多い。
高さ約1mで半常緑または落葉性の低木。葉形は披針形または広披針形。
花は頂芽に1-2個。
 

3月21日誌「自宅・垣根」


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“木瓜”《襍木 ・/・古往今来352》


ボケ(木瓜) バラ科(Rosaceae)
学名:Chaenomeles speciosa (Sweet) Nakai
別名:"カラボケ, カンボケ, チョウシュンボケ, ヒボケ, モケ, ヨドボケ"

沢山の雄蕊が束になりツバキにも似ているが、花輪の大きさはツバキより小さい。
蕾のときは、開いた花より色が濃く味わいがある。
「木瓜(ボケ)」とは、木瓜(ぼっくわ)が訛ったといわれる。
2mを越す高さに成長し、白から赤にかけての各種の花の色があります。

3月20日誌「藤沢市・長久保公園」


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“行李柳”《襍木 ・/・古往今来351》


コリヤナギ(行李柳) ヤナギ科(Salicaceae)
学名:Salix koriyanagi

昔、このコリヤナギを編んで作られたのが柳行李(やなぎごうり)。
着物の衣装箱や収納箱、薬箱、弁当箱などに使われていた。
皮を剥ぎ幹で編まれたもの。
軽くて風通しがよい、湿気の吸収性、殺菌性がある。
中々の生活の知恵、
関東地方以西から近畿地方までにしか分布していない。
根元より多数の枝を株立ち上げ、高さ2-3mほどになる。
和名のコリヤナギはコウリヤナギが詰まったものらしい。
樹皮は灰緑色で滑らかでだが縦筋が入る。
3月に葉が展開するよりも早く、細い円柱状の尾状花序を出す。
雄花序は長さ2-3cm、雌花序は1.5-2.7cm。
苞の先が黒色で、初めは花序全体が黒色に見える。
また猫柳に似た花枝は、生花材料、ドライフラワー等に利用される。


3月19日誌「藤沢市・長久保公園」

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“水ぬるむ”《襍観 ・/・古往今来350》


資料見聞・メール返信・雑文書き等々、机上のにらめっこ!!
長時間、椅子に座っているのも疲れるものだ。
目を休めるのに、散歩・浜辺で遠望するのは気持ちいい。
昨日は、汗ばむほどに気温が上がった。
水辺を歩いていると、波打ち際で遊んでる犬を見かけた。
家族だろう・・・連れて来られてた若夫婦??
方やサファー(女性)、ワンチャンを連れていた男性、、、。
靴がぬれるのも構わず遊んでいた。
春なんだぁ~~!と

「三寒四温」・・・実感した瞬間。
10分間、光の変化・・そんな光景に見とれていた。


3月18日誌「鎌倉市・峯ヶ原」


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“日向水木・土佐水木”《襍木 ・/・古往今来349》

日向水木の蕾。
土佐水木。。。距離にして数十メートルの所に植えられている2種類の水木、
やはり開花時期が異なる。木々の個性ではなさそう!!種の違い??

ヒュウガミズキ(日向水木) マンサク科(Hamamelidaceae)
学名:Corylopsis pauciflora Sieb. & Zucc.
別名:"イヨミズキ, ヒメミズキ"

「日向」・・宮崎県の自生は、後年の発見であり、日向地方ではなさそう。
トサミズキに対して小さいので、ヒメミズキが訛った、
あるいは、自生発見が京都付近なので、「日向守光秀」から、など諸説あり。
トサミズキと比べ花の房の長さが短く、背丈も1~2mと低い。
生垣として栽培されることが多いが、元々は野山の自生種。
葉が出る前に花を付けるので、すっきり見渡せる。
やせた土地にはえる落葉低木。枝は細く、よく分枝し、高さ2-3mになる。
葉は互生し、薄く長さ2-5cm。
葉が出る前に、長さ約2cmの短い穂状花序に淡黄色の花が垂れ下がるように1-3個咲く。

トサミズキ(土佐水木) マンサク科(Hamamelidaceae)
学名:Corylopsis spicata Sieb. & Zucc.

高知県の原産。ミズキと名前が付いているが、マンサク科の花木??
小さなツボミの中から10個ほどの花をつけ穂状花序が成長してくる。
蛇紋岩地や石灰岩地に生える、落葉低木で高さ2-4mになる。
ヒュウガミズキと比べ枝が太い。葉は長さ5-10cmで互生する。
葉裏や葉柄などに毛が多い。葉の出る前に、花序に淡黄色の花を7~8個つけ下垂する。
花弁は5個で長さ7mmのへら形。


3月17日誌「藤沢市・長久保公園」




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“砂浜での遊び??”《襍観 ・/・古往今来348》

懸命にボールを追いかけていた。
お洒落して! カラフルでかわいい!!


ちょっと風の強い日、楽しそうに遊んでいたワンチャン。



3月16日誌「鎌倉市・七里ヶ浜」
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“支那実桜”《襍樹 ・/・古往今来347》


シナミザクラ(支那実桜) バラ科
学名:Prunus pseudocerasus;Cerasus pseudocerasus (Lindley) G.Don
別名: カラミザクラ(唐実桜)

中国では野生種だが、日本では自生していない。
園芸種として公園、庭等によく植えられている。
日本の野生種と交配して生まれた椿寒桜や初御代桜は、代表格。
支那実桜は、6月頃に赤い熟した果実を付ける。所謂サクランボ(食用)。
開花時期が早く白色(淡紅色)の小輪、一重咲き。
特徴としては、雄しべが長く、雰囲気ががややウメに似ている。
又、樹幹に気根が出るという特徴もある。


3月15日誌「藤沢市・長久保公園」


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“玉縄桜”《襍樹 ・/・古往今来346》


タマナワザクラ(玉縄桜) バラ科(Rosaceae)
学名:Prunus(Cerasus) x yedoensis cv. Tamanawa-zakura

神奈川県立フラワーセンターにて、ソメイヨシノの実生から選抜された桜。
1990年、種苗法(第2263号)において登録され、早期開花が特徴。
早春に咲く桜のほとんどがカンヒザクラの影響から濃い花色のものが多い中、
桜の代表的とされてるソメイヨシノに近似、淡い色合いの本品種の存在は貴重。
「玉縄」とは同地の古くからの地名。 カンヒザクラ等と同じく2月に開花する。
花形・色合いは、ソメイヨシノと瓜二つに見えるが、萼筒、小花柄は無毛。
対するソメイヨシノは、萼筒はややくびれる鐘形、小花柄、萼筒に毛が多い。
間近で觀察すると区別がつく。

「余録」(ブログルの“クマゴロウ邸のソメイヨシノが満開に由。想った事を)
ソメイヨシノ(染井吉野)、学名;Cerasus × yedoensis ‘Somei-yoshino’
淡紅白色のこの花は、謎めいた部分があったが、近日、解明名されつつある。
江戸期末、江戸染井村(東京都豊島区)の植木屋が、吉野桜として売り出したが始まり。
ソメイヨシノの起源には諸説あったが、最近の遺伝子解析により、
エドヒガン(母系)とオオシマザクラ(父系)の交配で生まれた園芸種と結論された。
2012年には、江戸時代からある現存するエドヒガンの古木の葉緑体DNA解析によって、
ソメイヨシノの母系にあたるとされる株も見つかった。
全国に植栽されているソメイヨシノは、すべて接木等の栄養繁殖によって栽培されている。
日本を象徴する栽培品種と言えるほど普及されている。
また、ソメイヨシノとされるは、奈良の吉野山のヤマザクラと混同しやすいということで、
明治33年に染井吉野という名前に改められ。
花は3、4個集まって咲き、香りはなく、花弁は5枚の一重咲き。
「ソメイヨシノはクローン植物」
ソメイヨシノという栽培品種は、自然に増えることができない。
種子で増やすと親の形質を必ずしも子に伝わることがないため、
ソメイヨシノのすぐれた形質を残し増やす方法としては、
接木もしくは挿し木などの栄養繁殖の方法をとるしかなく、クローンとなってしまう。
つまりは、ソメイヨシノは人の手を介さない(接木などで増殖)と生存することが出来ない品種。
江戸時代の植木職人、園芸技術が如何に優れていたかを物語るものと言える。
毎年、桜前線が発表される。クローン植物なるがゆえに、遺伝子が同じなので条件が整えば一斉に開花。
また、言い換えれば、全国津々浦々に配した生物気象観測レーダーと言えるかも知れない。
しかし、最近、異常に開花が早い年があり、地球温暖化の影響と危惧する所??
「ソメイヨシノ寿命60年説」
ソメイヨシノ寿命60年説というのがあり、ソメイヨシノはクローン故??、寿命が短い桜と言われる。
片親がエドヒガン系という、大変長命な桜で全国には樹齢千年級のものが数多く存在しているのに??
つまりは、ソメイヨシノの手入れが大変ということらしい。
青森県弘前市では、樹勢回復に取り組み多くのソメイヨシノの樹勢回復を成功させた。
同市には、日本最古の樹齢百年をこえるソメイヨシノが見事に開花している。
けっして短命ではない、地道な樹勢回復と適切な管理作業が大切と言える。
しかしながら、伸び伸びと育つ環境って中々ないのも現実。知恵を絞って、育てたいものである。
余談が長くなってしまった。

3月14日誌「鎌倉市・大船フラワーセンター」





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“13日の金曜日”《襍観 ・/・古往今来345》

海岸から沖合を眺めるとボートが転覆したらしい??
救助活動が行われていた。。。!

今年初の13日の金曜日・海岸は風が強かった!!
生憎のボート事故。


3月13日誌「鎌倉市・腰越海岸」
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“仏の座”《襍草 ・/・古往今来344》

仏の座、花色は普通ピンクだが、突然変異か??白い花を見かけた。どちらも春一番を感じさせてくれた。
シロバナの仏の座、楚々として・・・春らしくい感じる。

ホトケノザ(仏の座) シソ科(Lamiaceae)
学名:Lamium amplexicaule L.

身の回り生活地でも極普通に見られる草花。
ホトケノザは秋に芽吹き、ロゼットで冬を越す。
(ロゼット⇒根から直接葉を出し、太陽光で暖められた熱を取り入れる)
ロゼットを日本語では根生葉と呼ぶ。
春先に草地をピンクに彩るのは、ホトケノザかヒメオドリコソウ。
この二つの花はとても良く似ているが、見分け方がある。
根ぎわから枝分かれし、つんと立ったタツノオトシゴのような花。
ヒメオドリコソウとの違いは、花が上に向く。花冠の背中はとくに濃い紅紫色。
「せりなずな ごぎょうはこべら ほとけのざ すずなすずしろ これぞ七草」
と歌われ、ホトケノザは春の七草として登場する。
だが今では仏の座は、コオニタビラコのことだとされている。
コオニタビラコは七草粥として食べる習慣が今でもあるが、仏の座は食べられない。
胃潰瘍などの民間薬としては、使われている。
扇形で茎を抱く葉を蓮華座(仏像の台座)に、花を仏像に見立ててホトケノザの名が付いた。


3月12日誌「鎌倉市一の谷」



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