“冬の花蕨”《襍草 ・/・古往今来260》

身近の里山で見つけたが、辺りに... 身近の里山で見つけたが、辺りに群生していなかった???
以前、函館市郊外(七飯町)に広... 以前、函館市郊外(七飯町)に広がる大沼国定公園で見た。
大層立派な風貌であった。

フユノハナワラビ(冬の花蕨) ハナヤスリ科(Ophioglossaceae)
学名:Sceptridium ternatum (Thunb. ex Murray) Lyon

花のように見えるのは胞子葉と呼ばれる胞子を包んだ袋をつけた穂。
まるで子持ちワカメのような姿。
秋に葉を出し枯れずに冬を過ごして春に枯れる。
同じ形態にオオハナワラビ、アカハナワラビ、アカフユノハナワラビがある。
『研究者ノート(松本定・筑波大) 』
栄養葉と胞子葉は地表近くで合着して共通柄は短い。
栄養葉の羽片の頂片は鈍頭、裂片は鈍鋸歯縁である。胞子は秋から冬に熟する。
東北地方以南の暖地に見られ、山麓や原野の向陽地に多い。
9月に葉を出し、同時に花のような胞子葉を伸ばす冬緑型の多年生シダ植物。
落葉により空から林床へ光が届くこれからの時期にのびのびと生活をします。
しかしホオノキなどの大きな落葉に体を覆われると生存できず、生活域が左右されます。
また、本属の植物は胞子が土中へもぐり、そこで前葉体が作られます。』

12月17日誌「大和市・泉の森」
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“寒椿”《襍木 ・/・古往今来259》

“寒椿”《襍木 ・/・古往今来...

カンツバキ(寒椿) ツバキ科(Theaceae)
学名:Camellia ×hiemalis Nakai

サザンカの園芸種とか、ヤブツバキとサザンカとの雑種後代ともいわれる。
若枝や葉柄、葉の裏に毛があるが、サザンカより少ない。
葉は長さ2.5~6cmの長楕円形で先は尖り基部はくさび形。
葉の表面は光沢のある濃緑色で、縁には鈍い鋸歯がある。花は桃紅色の八重で直径7~9cm。花弁は大小14~18個あり、先端が浅く裂け、縁は波打つ。
冬の寒い時期に咲く貴重な花!!
花が丸ごと落ちるのがツバキで、
花びらが一枚一枚散るのがサザンカと教わった!!

12月16日誌「鎌倉市・源氏山」


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“細葉白熊!!”《襍草 ・/・古往今来258》

“細葉白熊!!”《襍草 ・/・...

ホソバハグマ(細葉白熊) キク科(Asteraceae/Compositae)
分類:草 学名:Ainsliaea faurieana Beauverd

カシワバハグマ、オクモミジハグマ、オヤリハグマ等の仲間。
屋久島にだけ自生分布する固有種。
増水すると水没する渓流沿いの岩上に生育する。
オキナワテイショウソウの渓流型と考えられている由。
水圧に適応する細い葉。個体数は、激減している。

かつて、冒険した??屋久島を思い出した。
楚々としたかわいい花。

12月15日誌「つくば植物園」


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“枯れ葉!!”《襍囈 ・/・古往今来257》

画像は、デジカメ初期の頃のもの... 画像は、デジカメ初期の頃のもの^^)。

裏山に通じる小径に落ちてた枯れ葉。
土にかえるまえに美しさを見せてくれた。

昔、勅使河原蒼風さんが、いけばなに枯れ草を用いたことが...!!
華道家から大層な批難・批判を浴びたらしい。
伝統的いけばなには「忌み花(いみばな)」と言うのがあるとか。
不吉な花、非礼な花(よく分からん)ってなんだろう??
而して「美しい」いけばな、花は素材でしか無いのか。
美しいとは、主観だが、形式に縛られ貧化することもある。
素材を活かす、引き出す、って大切なことと思う。
たかが、枯れ草、落ち葉、枯れ葉といえども扱い手次第。
内在的美しさ、生の根源的姿を見た時、心に響くものがある。
表現、美の創造は、創作者の感性の提示だろう。

ブログに記念・記録に、と手軽にも高精度な機材を使っている。
だが、機材を超えられない。扱いきれない。

4k動画のワンカット画像をペガサスさんが掲載してくださった。
こうした技術と撮影者の感性のコラボで画像を堪能させて頂ける。

PCの進化、撮影機材の進化、対峙する撮り手は、それに追いつけない。
だが、目指すものがあるから楽しい。
「メタモルフォーゼ」、物の質への偏執的挑戦!!来年こそ頑張ろう!!
超一流に成らずんば止まず、、、偉人の言葉だが、
超偏人に成らずんば、、、止まず^^)。機材との戦いは・・・続く。


12月14日誌「鎌倉・稲村ヶ崎」


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“相模湾を見下ろす烏山椒!!”《襍樹 ・/・古往今来256》

大きな烏山椒の樹。 大きな烏山椒の樹。
海辺の潮風を感じながら山麓を走... 海辺の潮風を感じながら山麓を走る新春恒例箱根駅伝。
この山頂からでも観戦できる^^)!!

カラスザンショウ(烏山椒) ミカン科(Rutaceae)
学名:Zanthoxylum ailanthoides Sieb. & Zucc.

普通、樹高6-8mの落葉高木で低地の二次林に見る。
だがこの烏山椒は、有に10m以上はありそうだ!!
種子も見えなく落葉を待つばかりか。
見事な樹、来春は、箱根駅伝を静かに見守ってくれよう!


12月13日誌「二宮・吾妻山2014・11・23」


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“芝桜!!”《襍樹 ・/・古往今来255》

“芝桜!!”《襍樹 ・/・古往...

シバザクラ(芝桜) ハナシノブ科(Polemoniaceae)
学名:Phlox subulata L.
別名:ハナツメクサ, モスフロックス, ハイフロックス

吾妻山の花といえば、先ずは、菜の花、桜が知られている。
晩秋の台地、脇からの細道を登って行くのが常である。
民家を過ぎ山に入る直前には、やさい畑があったり、
地元の氏神様なども祀られている。
地元民くらいしか通らないだろう!道は静かで心地よい。
標高130m程度の里山、散歩にはうってつけの場所だ。
途中にはみかん畑あったり、と楽しい??
山頂てまえの斜面に、芝桜が植栽されていた。
白い芝桜、可愛く陽を浴びていた。
地を這うようにして密生して茂り半低木状。
葉は長さ1.0-1.5cm、針状に密生、葉は硬い。
ぽつぽつと咲いている。群開したら見事だろうと想像した。

12月12日誌「二宮・吾妻山2014・11・23」


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“吾妻山のシンボル!!”《襍樹 ・/・古往今来254》

“吾妻山のシンボル!!”《襍樹...

エノキ(榎) アサ科(Cannabaceae)
学名:Celtis sinensis Pers. var. japonica (Planch.) Nakai

なんとなく哀愁的な樹に映るが、立派な樹。
国蝶オオムラサキはエノキの葉を食べて育つ由。
黄葉・紅葉のコントラストは、今回見れなかった。
でものどかな雰囲気。

12月11日誌「二宮・吾妻山2014・11・23」


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“富士山”《襍観 ・/・古往今来253》

“富士山”《襍観 ・/・古往今...

富士山と菜の花で賑わう里山(1月)。
相模湾を一望でき散歩に程よい所。
富士山って、見る場所で微妙に形が違う。
この日はちょっと霞んでいたが。。。
小高い所から見る富士山で最も好きな場所。

12月10日誌「二宮・吾妻山2014・11・23」
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“八仙花”《襍木 ・/・古往今来252》

“八仙花”《襍木 ・/・古往今...

学名;Hydrangea macrophylla (f. macrophylla)
幾度となく、掲載してきた花。今、最も関心を寄せてる花でもある。
日本名をホンアジサイ、テマリバナ、オタクサ、シチヘンゲ(七変化)、
ヨヒラ(四葩)、紫陽花、ガクノハナ(額花)等と総称してもいる。
今、国内で園芸種も含め同属多種あるは、薔薇とこの紫陽花位だろう。
アジサイ科には、アジサイ亜科とバイカウツギ亜科、16属約200種がある。
一般的に植栽されている手毬形のアジサイは、西洋で改良されたもの。
その西洋あじさいの種類を含めるとどれほどの種類になるか!!
中国の奥地は、植物の原点的場所で漢名は独特の呼び名がある。
そんな中に八仙花(ハチセンカ,baxianhua)と言う呼名があり、気に入っている。
これは、日本固有種のホンアジサイH.macrophylla f.macrophylla、
繡毬・八仙花を指す。ガクアジサイ f.normalis から自然交配した種。
「八仙花」とは、花の色が次々に変化してゆくさまを譬えたものに由。
古くから中国に渡り、今では、揚子江沿岸東部に野生化している。
中国では、葉を薬用に用いているらしいが、、、?
素人が用いるのは危険のようである。
「平成20年6月、飲食店で料理の飾りに出された
アジサイの葉を食べたことによる中毒事例が発生した。
厚生労働省は、飲食店及び消費者に対し、
アジサイを食品とともに提供及び喫食しないように注意を喚起し、
販売者に対し食品又は料理の飾り用に販売しないように通知を出した。」

話が脱線したが、散策の帰り、箒杉を見たあと集落を通ったら、
一家のお宅の前で画像の「あじさい」と出会えた。
見たところ、枯れ花でもなさそう!?!
今の時期(11月半ば)でこれほど立派な花に出会ったことが無い。
眺め頂きいて、園芸種の「フラウヨシコ」を想った。


12月09日誌「西丹沢・東海自然歩道2014・11・16」

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“山路(5)”《襍草-種 ・/・古往今来251》

“山路(5)”《襍草-種 ・/...

センニンソウ(仙人草) キンポウゲ科(Ranunculaceae)
学名:Clematis terniflora DC. var. terniflora

箒杉が聳える光景を足元で飾っていた野草の種子・綿毛。
つる性植物で陽を燦々と浴び、低木林や林縁で白い花を上向きに咲かせる。
ボタンヅル・テッセン・ フユザキクレマチス等、同じセンニンソウ属の植物。
ボタンヅルも同じように種子に白い毛を付ける。
センニンソウをタカタデと記された文献も見える。
日本では、蛆虫退治に使われていた。今ではクレマティスの台木に用いられている。


12月08日誌「西丹沢・東海自然歩道2014・11・16」


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