《雅羅・/・襍〝備忘録24-24〟❖ ’24-261 ❖》

ヒメシロネ(姫白根) シソ科(... ヒメシロネ(姫白根) シソ科(Lamiaceae)
学名:Lycopus maackianus (Maxim.) Makino
Lycopus lucidus Turcz. ex Benth. var. maackianus Maxim. ex Herder
ヒメシロネ(姫白根); ヒメシ... ヒメシロネ(姫白根);
ヒメシロネは北海道から九州に分布する多年草。
地下茎があり、茎高30~70cm。
やや富栄養な湿地によく生育し、湿原の周辺、
開けた谷、山間の放棄水田などに生育する。
茎は四角で直立し、中間でやや分岐する。
シロネに似ているが、葉が細い。
葉は対生、厚めで長さ4~8㎝、幅.5~15㎜の披針形。
縁に鋭い鋸歯があり、無柄、基部は急に幅が狭まる。
楔形にはならず、葉裏には密に腺点がある。
8~10月、 葉腋に白い小さな唇形花が纏まってつく。
仲間にシロネ、コシロネ、エゾシロネ等がある。
花は直径約5㎜。
花冠は上唇の中央が浅くくびれ、下唇は3裂する。
下唇には赤紫色の斑紋があることもある。
萼片の先は刺状に尖る。果実は4分果。
類似のコシロネは草丈が低く、葉の幅が広い。
葉の基部がはっきり楔形となる。
シロネはヒメシロネとよく似ているが、
高さが1m以上にもなる大型。
茎も直径3㎜以上と太く、葉の幅が15㎜以上ある。
《 里緑地(里山)の秋の花〝蔓... 《 里緑地(里山)の秋の花〝蔓桔梗〟 ❖ 9月~10月上旬 ❖  》
**神奈川県植物誌**
ヒメシロネ ;
細長い匐枝をもつ.
葉の基部が急に狭くなって茎につき,くさび型にならない.
北海道、本州、四国、九州に分布.
丘陵地の湧水地や山地の池沼,湿地に生える.
県内では丘陵谷戸や箱根仙石原などに分布するが少ない.
シロネ Lycopus lucidus Turcz. ex Benth. 高さ 100cm 以上になる大型草本.
白く肥厚した地下茎をもち,茎は分枝しない.
北海道,本州,四国,九州;東アジア,北アメリカに分布.湿地に生える.
県内では横須賀市阿部倉町で採集された古い標本のほか,
1950 年ごろに川崎市向丘で多数を目撃した記録(神 RDB95)がある.
『神植目 33,神植誌 58』では産地を記載せずに登載.
『神RDB95,神 RDB06』では絶滅とされた.
茎や葉の下面に毛があるものをケシロネ form. hirtus (Regel) Kitag. といい,
『箱根目 58』に箱根仙石原の記録があるが,標本は未確認.
標本:横須賀市阿部倉町 1966.7.21 小板橋八千代 YCM-V015234.
*    *
ヒメシロネ(姫白根)と言えば、尾瀬等の山岳地で見れるものと思ってきた。
所がごく身近のところでも見ることができていた、とメモが出てきた。
昨日のブログでも記した様に三浦半島は、興味深い環境だ。
標高100mにも満たない平地環境でも山地の植物が自生している。
神奈川県の植物誌で確認できた。今の状況は、不明だが。
環境変異で、植物が消えて行く。いかんともしがたい。
シロネにしても今や見ることはできない。
神奈川県内では高度経済成長期の昭和40年(1965)頃に絶滅。
自然保護、そんな言葉が大きく語られる様になった時代でもあった。

「令和陸年(皇紀2684年)9月17日、記」


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《雅羅・/・襍〝備忘録24-23〟❖ ’24-260 ❖》

ツルギキョウ(蔓桔梗)キキョウ... ツルギキョウ(蔓桔梗)キキョウ科(Campanulaceae)ツルギキョウ属
学名:Campanumoea javanica var. japonica  絶滅危惧ll類(Vulnerable)
ツルギキョウ(蔓桔梗);ツルギ... ツルギキョウ(蔓桔梗);ツルギキョウ属

本州から九州の山地に稀に生えるツル性の多年草。

環境省レッドデーターブックでは絶滅危惧Ⅱ類。

花冠は1.5-2cm白色で基部は紫色で先端は反り返る。

雄性先熟。果実は赤紫色の液果で美しい。

ツルギキョウ(蔓桔梗)キキョウの仲間で蔓性なのでこの名がある。
絶滅危惧Ⅱ類(VU)、個体数は少なく見ることは稀。

山地の谷沿いの林縁や林内に生える蔓性の多年草。

根茎は多肉質で太く白色。茎は細く無毛で軟らかく、

不規則に曲がりながら他の草木に寄り掛かり伸びる。

つるを切ると白い乳液を出す。
葉は長さ2-6cmの柄があって互生または対生し、

長さ3-8cmの卵心形で薄く裏面は粉白を帯びる。

縁は波状で先は鈍くとがる。
花は葉腋に1個ずつつき、柄があって垂れ下がり咲く。

花冠は白色で基部が紫色を帯び広い鐘形で5中裂、

裂片は狭卵形で先は鋭くとがり反り返る。

萼は5深裂し裂片は広披針形で全縁、先はややとがる。

雄蕊は5個で直立し葯は長楕円形で花柱を取り巻く。

花柱先は5裂する。果実はキキョウ科には珍しく液果。

基部に萼が宿存した扁球形で赤紫色~紫黒色に熟す。

中には卵状楕円形の種子が多数入っている。

ツルニンジンやバアソブに似ているが別属で、

これらの果実は液果ではなく蒴果であることが大きな違い。
園芸種のツルニチニチソウもツルギキョウと呼ばれるが、別物。


**神奈川県植物誌**

3.ツルニンジン属 Codon... 3.ツルニンジン属 Codonopsis Wall.
 多くがつる性の多年草.地下に肥大した塊根がある.
葉は有柄で対生または互生,
しばしば悪臭がありつるを切ると白い汁が出る.
葉は対生または互生,
葉腋から出る側枝の先に大きさの不揃いな葉(苞葉)を偽輪生につけることがある,
花は主軸または枝の先端につく.花冠は 5 裂,雄しべは花冠と合着しない.
萼は 5 裂し,花冠と離れて子房につく.
子房は下位で 3~5 室,果実は液果または縦につぶれた扁球形で上端で裂開する蒴果.
中央アジア,南アジア,東アジアに約 444 種ある.
『神植誌 01』ではツルギキョウ属 Campanumoea Blume を分けたが,
ツルニンジン属に含められた.日本および県内に 3 種が自生する.
A.子房は萼筒と離れ,果実は液果
(1)ツルギキョウ
A.子房は萼筒と合着し,果実は蒴果
B.種子には広い翼があり,淡褐色で光沢がない.
花冠は広鐘形.側枝の葉(苞葉)はやや尾状鋭先頭で,
ふつう花時には上面周縁の疎毛を除き両面無毛
(2)ツルニンジン
B.種子にははっきりした翼がなく,黒褐色で光沢がある.
花冠は鐘形.側枝の葉(苞葉)はやや円頭で,
ふつう花時にも白色毛を上面に疎生,下面に密生する
(3)バアソブ
(1)ツルギキョウ Codonopsis javanica (Blume) Hook.f. & Thomson subsp. japonica (Makino) Lammers; Campanumoea
javanica Blume subsp. japonica (Makino) D.Y.Hong; Campanumoea javanica var. japonica Makino
つる性の多年草.全体無毛.葉は互生または対生し,葉身は卵心形で鈍頭,
環境によっては大きくなり長さ 3~11cm,質は薄く,下面は粉白色を帯びる.
葉柄は長さ2~8cm.花は葉腋に単生し,長さ1~2cmの柄があって下垂する.
本州(関東地方以西),四国,九州;台湾,中国(中南部)に分布する.
山地~丘陵地に稀に生える.
県内では『神植誌 88』以降に新たに分布が確認された種で,
最初に横須賀市平作で標本が採集され(西山 1996 FK (42): 453),
今回の調査では市内複数地点で採集され増えている.
県内のほかの地域で分布はない.
周辺では静岡県,千葉県,東京都に分布している.
『神 RDB06』絶滅危惧ⅠA 類,『国 RDB15』では絶滅危惧Ⅱ類.
標本:横須賀市平作 1994.11.29 西山清治 YCM-V034155;
1997.10.26 山田麻子 YCM-V034156; 2014.10.12 金子龍次 YCM-V064620;
横須賀市秋谷 2013.10.7 平野素・山室静子 YCM-V058042;
横須賀市衣笠町 2014.9.26YCM-V064450;
横須賀市津久井 2015.1.5 石橋美春 YCM-V063103;
横須賀市鴨居 2015.9.15 大前悦宏YCM-V062954;
横須賀市長坂 2016.9.24 三浦半島植物友の会 YCM-V066088 ほか.
《 里緑地(里山)の秋の花〝蔓... 《 里緑地(里山)の秋の花〝蔓桔梗〟 ❖ 8月下旬~10月上旬 ❖  》
この蔓桔梗は、神奈川県横須賀市にしか自生が観られない。
神奈川県内に限ってのことだが・・・。
横須賀市は、子供の頃の思い出の地。
両親のお供で植物採集に時折出掛けた。
ドウラン(植物を採集して入れるブリキやトタン製の容器)、
根掘り(スコップ)等を持っての探索。
昔は鑑賞だけでなく、珍しいものは採集したものであった。
横須賀市の大楠山周辺は、シダの宝庫出会った。
長井周辺の海岸辺りにも珍しい植物が見えたと聞いている。


「令和陸年(皇紀2684年)9月16日、記」
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《雅羅・/・襍〝備忘録24-22〟❖ ’24-259 ❖》

シラヒゲソウ(白髭草)丹沢山地... シラヒゲソウ(白髭草)丹沢山地。
シラヒゲソウ(白髭草) ニシキ... シラヒゲソウ(白髭草) ニシキギ科(Celastraceae)
  学名:Parnassia foliosa Hook.f. & Thomson var. folisa
シラヒゲソウ;ウメバチソウ属 ... シラヒゲソウ;ウメバチソウ属
シラヒゲソウは本州・四国・九州に分布する多年草。
山地の湿り気のある草地などに生え、茎高10~30cm。
湿地に生育するが、典型的な湿原は苦手のようである。
根生葉は、心円形で長さ幅とも1.5~4cm位。
長い葉柄があり茎葉は茎を抱き花茎に4~6枚葉をつける。
8月から9月頃、花茎を伸ばして白色の花を1個咲かせる。
花弁の長さは1cm前後。花弁の縁は、髭状に細く裂ける。
中央の雌蕊周辺には、3つに分かれた仮雄蕊がある。
それぞれの先端は黄色い球の腺体となっている。
**神奈川県植物誌** ウメバ... **神奈川県植物誌**
ウメバチソウ属( Parnassia L.)小型の多年草.
大日本植物誌 (1939)ではウメバチソウ科  に,
エングラー体系やクロンキスト体系ではユキノシタ科 に分類.
ニシキギ科の中では唯一の草本属である.
日本には、 3 種が分布し,県内には 2 種が見られる.
ウメバチソウとシラヒゲソウ。
* ウメバチソウ・・花弁は全縁.茎葉は 1 個.仮雄蕊は 12 ~ 22 分裂する 。
* シラヒゲソウ・・花弁の縁は細裂.茎葉は 2~6 個.仮雄蕊は 3 分裂する。
シラヒゲソウ ;根茎は短い.葉の基部は深い心形で,先端は円形でわずかに尖る.
花期は 8~9 月,有花茎は高さ 15~30cm.
茎葉は 4~6 個で無柄,茎を抱く.花弁は白色で,径 2~2.5cm,縁は細かく裂ける.
仮雄しべは深く 3 裂する.蒴果は長さ 6~7mm.
本州(太平洋側),四国,九州;中国東部,インド北部に分布.
県内では丹沢や箱根に見られる.
山地帯の湿った渓谷の岩場や崩壊地周辺で見られ,稀である.
根生葉は心形,全縁で長い柄がある.茎葉はないか多数.
花は両性で,茎の先端に単生.
花弁は白色で 5 個,全縁または細裂する.
雄しべは 5 個で,仮雄しべ 5 個は花弁と対生する.
心皮は 4 または 3.果実は蒴果.



《山麓の晩夏の花〝白髭草〟 ❖ 8月下旬~9月上旬 ❖  》
神奈川県内では、丹沢山地と金時... 神奈川県内では、丹沢山地と金時山周辺で観た(数十年も前)。
山間の湿地で特徴的な姿を魅せてくれた。
亜高山帯から高山帯でも自生してるところはある。
南アルプス 地蔵岳 山界にも自生地があった(現在は未確認)。


「令和陸年(皇紀2684年)9月15日、記」
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《雅羅・/・襍〝備忘録24-21〟❖ ’24-258 ❖》

ウメバチソウ(梅鉢草)ニシキギ... ウメバチソウ(梅鉢草)ニシキギ科(Celastraceae)
学名: Parnassia palustris L. var. palustris; P. palustris L. var. mulutiseta Ledeb.
(2012年頃の画像)
ウメバチソウ(梅鉢草);多年草... ウメバチソウ(梅鉢草);多年草
北海道〜九州の山野の日当たりのよい湿地に生える。
根生葉は数個が束生し、長い柄がある。
葉身は長さ幅とも2〜4cmの広卵形で、基部は心形。
無柄で茎を抱き花茎中間に1枚付き花期に無くなる。
花茎は、無柄で高さ10〜40cm。花期は、8~10月。
花は、1個で上向きに開く。花弁は5枚。雄蕊は5個。
茎頂に直径2〜2.5cmの白色の花を1個を上向きに開く。
花弁は5個、雄しべは5個。
花粉を出さない仮雄蕊5個(かりゅうずい) は、先が糸状に12~22裂し、
先端に小さい球状の黄色い腺体がつく。雌蕊の柱頭は4裂する。
子房上位で雌蕊の柱頭は4裂する。腺体の数によって種別判読する。
ウメバチソウは仮雄蕊1本に12~22個。
基本変種のエゾウメバチソウ は、 仮雄蕊の腺体は9~11個。
コウメバチソウ は小型の高山型。仮雄蕊の腺体は7~11個。
ヒメウメバチソウ  は仮雄蕊の先が3~5に分裂し、腺体がない。

ウメバチソウは仮雄蕊の先が糸状に分裂、黄色の腺体がつく。
この腺体の数で、蝦夷梅鉢草と梅鉢草に分類されている。
中間種を梅鉢草に統合し蝦夷梅鉢草を梅鉢草の別名とする説もある。
和名は花の形が梅の花に似ていることから。
《雅羅・/・襍〝備忘録24-2...
**神奈川県植物誌2018より... **神奈川県植物誌2018より。**
ウメバチソウ ;
 根茎は短い.葉の基部は心形,先端は円形でわずかに尖る.
花期は 9~11 月上旬.有花茎は 1~数本が直立し,
高さ 10~50cm.花弁は白色で,径 2~2.5cm.仮雄しべは 12~22 裂する.
蒴果は長さ 1~1.2cm.北海道,本州,四国,九州;台湾,東北アジア,
サハリン,千島列島に分布.
県内では丹沢,箱根の日当たりの良い湿った草地に生える.
かつては丘陵地にも生えていたようで,古い標本では,
川崎市多摩区登戸(1951.8.26 大場達之 KPM-NA0020550),
青葉区鉄町(1953.9.27 出口長男 KPM-NA0081124),
横須賀市須軽谷(1966.10.7 小板橋八千代 YCM-V010406)などがある.
また 1984 年に横浜市港南区舞岡町の谷戸(標高 70m)で、
生育が確認された(田中 1991 FK (30): 301).
中山(1998 柿生 里山今昔)は 、
1946年10 月に川崎市柿生(片平の中提谷戸)で写真撮影やスケッチをしたが,
そこは 1996 年に学校建設により消滅したと記している.
『神植目 33,神植誌 58,宮代目録』は低地の生育地に横浜や大船をあげている.
県内の山麓や低山域に分布していた個体群は絶滅したものが多く,
『神 RDB95』では減少種,『神RDB06』では絶滅危惧ⅠB 類とされた.


《  ウメバチソウ属の花Ⅰ〝梅鉢草〟 ❖ 8月下旬~9月上旬 ❖  》
若い頃、尾瀬や礼文島で楚々と咲くウメバチソウを観た。
「簡素」と言う表現を口にした、と思い出す。
花言葉に、いじらしい、とか不滅とある「うめばちそう」。
出会った花々、みな可憐に咲いていた。

“泉の森”という平地的里緑地だが、ここは、特異な環境と感じている。
思いもよらぬ花が顔をだしたり、羨望的感覚だがしっかりと探訪したい。

「令和陸年(皇紀2684年)9月14日、記」


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《雅羅・/・襍〝里緑地の花Ⅴ〟❖ ’24-257 ❖》

メドハギ(蓍萩)マメ科(Fab... メドハギ(蓍萩)マメ科(Fabaceae)
学名: Lespedeza cuneata (Dum.Cours.) G.Don var. cuneate
メドハギ(蓍萩);多年草
日本全土の日当たりのよい草地や道ばたに生える。
茎は高さ0.6〜1mになり、やや木質化し伏毛がある。
茎は直立してよく枝分かれし、枝... 茎は直立してよく枝分かれし、枝に沿って密に3小葉がつく。
小葉は長さ1~2.5㎝、幅2~4㎜の楔形~倒披針形、裏面には白色の伏毛がある。
花は葉腋に数個ずつつき、黄白色で長さ6~7mm、旗弁に紅紫色斑点がある。
閉鎖花も葉腋に数個ずつつき、豆果は主に閉鎖花から出来る。
萼歯は1脈が明瞭で先が鋭く尖り、萼の基部に短い小苞がある。
閉鎖花から出来た豆果の萼歯は普通の花から出来た豆果のものより短い。
豆果は長さ2.5~3.5㎜、幅約2.5㎜。疎らに毛があり1種子が入り熟後でも列開しない。
変種にハイメドハギ( var.... 変種にハイメドハギ( var. serpens  (Nakai) Ohwi.)がある。
地を這うように生え旗弁全体と花弁の先が紫色になる。蕾が紫色に見える。
土留めなどで輸入種子が使用され類似種が混入している。外来種は葉脈が網目状。
絶滅危惧種のサガミメドハギ(Lespedeza. hisauchii )はオオバメドハギに似てる。
小花柄に腺毛があり、葉両面に毛がある。
*神奈川県植物誌*
メドハギ;
多年草.茎は直立して,高さ 1m に達し,茎に沿って密に葉をつける.
花は葉腋に集まってつくが,淡黄色の花弁のある花と,花弁のない閉鎖花がある.
旗弁にはふつう紫斑があるが,まれに欠くものもある.
豆果はおもに閉鎖花から熟し,その萼裂片は 1 脈で,先端は豆果より明らかに短い.
豆果の表面はごく疎らに短毛が生える.
北海道,本州,四国,九州,琉球;東アジアに分布する.
川原や草原に生える.県内では山地の高所を除き広く分布し普通.
ハイメドハギ Lespedeza cuneata (Dum.Cours.) G.Don var. serpens (Nakai) Ohwi ex Shimabuku
葉や花などはメドハギと同じだが,茎は基部から倒れて地面を被って広がる.
花は基本種よりも紫色の部分が多い傾向がある.
茎の毛はメドハギと同様に伏すものと,
開出するもの(ケハイメドハギ L. serpens Nakai form. hirta Hiyama)があり,
後者の方が多い.県内では沿海地方を中心に広く分布するが少ない.
海岸砂浜や海岸近くの芝地や草原に生える.



《 里山緑地の花〝メドハギ(蓍萩)〟 ❖ 8月下旬~10月上旬 ❖  》
メドハギは、荒れ地にも生育する生命力が強いマメ科の植物.
夏から秋にかけて白い花を咲かせるが、小さな花過ぎて見向きもされない。
古く、茎を束ねて「めどき」と呼ばれ占いの道具に用いられた。名前の由来。
血糖値を下げる働きや、天然のバイアグラと呼ばれる強壮作用、美白効果等々、
民間薬として古くから用いられており、近年注目され始めている由。
秋の七草も薬草になる。 ハギ、... 秋の七草も薬草になる。

ハギ、ススキ、クズ、ナデシコ、オミナエシ、フジバカマ、キキョウ。

「春の七草は食べるもの、秋の七草は鑑賞するもの」
こんな認識が一般的であったようだが、秋の七草は、立派な薬草。
ハギはやや痩せた土壌、日当たりのよい乾燥したところを好む。
七草の中でハギは唯一の「木」。
昔からハギの根を煎じて服用し、めまいやのぼせに効く。
熱冷まし、肺を潤すともいわれてきた。
だが、漢方薬の生薬には含まれておらず、成分の解明もされてはいない。
花の咲く時期に、直径数mm程度の枝を下のほうから刈り取る。
刈り取り後、葉も枝も含めて数cmに切り刻んで乾燥させ使用する。
乾燥した葉や茎を煎じてハギ茶とするが、バランスが難しい。
しかし、独特の香りと味がよい。すっきりした気分になる。
昨今、日常生活近くの環境で里緑地(里山)は機材を使い全面草刈り。
又は、伐採等を行わない故、フジバカマとキキョウは、絶滅危惧状態。
里山の景観において、袖群落・マント群落が消えつつある現況に危惧感を持つ。
画一的貧化で植物の減少、又は上手に利用するノウハウも消失しつつある。
日々の暮らしの中で自然環境との共生を考える必要がある、と痛感する。

こんな薬的なものまで市販されて...
こんな薬的なものまで市販されている。


「令和陸年(皇紀2684年)9月13日、記」


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《雅羅・/・襍録〝里緑地の花Ⅳ〟❖ ’24-256 ❖》

イヌハギ(犬萩)マメ科(Fab... イヌハギ(犬萩)マメ科(Fabaceae)
学名: Lespedeza tomentosa (Thunb.) Siebold ex Maxim.
イヌハギ; 環境省レッドリスト... イヌハギ;
環境省レッドリスト絶滅危惧Ⅱ類(VU)。
河原や海に近い日当たりのよい砂地に生える半低木状の多年草。
茎は基部が木化して直立して上部で分枝し、高さ1-1.5m。
全体に黄褐色の軟毛が密生する。
葉は互生し、長さ2-3cmの柄がある3出複葉。
頂小葉は長さ3-6cm、幅1.5-3cmの卵状楕円形で先は鈍形。
茎頂や上部の葉腋から出る長い総状花序、
黄白色で長さ0.8-1cmの蝶形花が多数つく。
萼は長さ約6mmで黄褐色の開出毛が密生して5深裂。
裂片は長さ4mmの狭披針形で先は針状にとがる。
花は黄白色~白色で、旗弁は長さ0.8-1cmの長楕円形。
翼弁は短く、楕円形。竜骨弁は旗弁とほぼ同長。
閉鎖花が葉腋に多数集まってつく。
閉鎖花は無弁で葉腋に多数が集まってつく。

《 里緑地(里山)の晩夏の花〝... 《 里緑地(里山)の晩夏の花〝犬萩〟 ❖ 2024/8月下旬~9月上旬 ❖  》
花名は、ハギに比べ花が目立たず地味なので「イヌ」の名を冠した由。
ネコハギよりも大きいことからついたという説、
又、「ネコハギ」の名はイヌハギより全体に多毛な事によるとの説もある。
何れにしても日本的な呼称で日本文化・歴史を理解していないと意味不明。

“マメ科植物の特徴・・・根粒菌”
ハギに代表されるマメ科の植物は、その根に根粒菌を寄生させている。
根粒菌とは、ハギ等の宿主に寄生し根に根粒というコブ(根粒)を作り出す。
コブは、大気中の窒素を吸収し宿主植物の栄養に変換し、宿主の成長を助ける。
こういった共生関係がハギのやせた土地での生育を可能にしている。

ーー秋田県立大学生物資源科学部 生物環境科学科 助教 佐藤孝ーー
畑の大豆を抜いて根っこを見てみると、根っこに数ミリメートルの瘤(こぶ)のようなものがいっぱいくっついています。これは根粒と呼ばれる器官で、この中に根粒菌(バクテリアの一種)という土壌微生物が住んでいます。根粒菌は大気中の窒素をアンモニアに変換し(窒素固定といいます)、植物の生育に欠かせない窒素を大豆に供給する働きをしています。
化学肥料のアンモニアは1000気圧という超高圧、500℃という高温のもとで窒素と水素の化学反応で工業的に作られますが、莫大なエネルギーを費やします。根粒菌はこの反応を常温常圧でいとも簡単にやってしまう、まさに自然が創造した「超すぐれもの」なのです。大豆に限らずマメ科植物(エンドウ、クローバーなども仲間なのです!)は、根粒菌と共生して窒素固定しています。自然界は不思議ですね。
ヘアリーベッチというマメ科植物がありますが、土壌改良や緑肥(土壌にすき込んで肥料にする)に使われ最近注目されています。しかし、比較的低温である東北地方や北海道では植栽がむずかしく、あまり普及していません。私達の研究室では、低温でも窒素固定活性が高い根粒菌を発見し、ヘアリーベッチの生育を促進させることに成功しました。この根粒菌をY629株と名づけて(特許出願中)、現在普及させるべく農家や仲間と活動中です。今後はヘアリーベッチで成功したこの技術を大豆栽培にも応用し、「スーパー根粒菌」を探し出して、安定した大豆生産に役立てたいと研究中です。


*神奈川県植物誌より*
半低木状の多年草.全体に黄褐色の軟毛が密生する.
茎は直立して高さ 1.5m に達し,下部が木化する.
小葉はやや大型の長楕円形で長さ 3~6cm.
有弁の花は白色で上部の葉腋から出る総状花序につき,
無弁の閉鎖花は葉腋に集まってつく.
本州,四国,九州,琉球;東アジアに分布する.
海岸近くや川原の砂地に生える.
県内では相模川沿いの地域で記録されたが稀.
『国 RDB15』は絶滅危惧Ⅱ類,『神 RDB06』では絶滅危惧Ⅰ B 類とされた.
《雅羅・/・襍録〝里緑地の花Ⅳ...
 

「令和陸年(皇紀2684年)9月12日、記」
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《 雅羅・/・襍〝備忘録'24-20〟❖ ’24-255 ❖ 》

ナベナ(鍋菜)スイカズラ科(C... ナベナ(鍋菜)スイカズラ科(Caprifoliaceae)
学名:Dipsacus japonicus Miq.
APG分類ではマツムシソウ科は、スイカズラ科に分類された。
ナベナ(鍋菜);2年草(越年草)、茎高1~2m位。
茎はよく分枝し、全体に刺状の剛毛が生えているが、
茎の下部は、下向きの長毛が密生している。
葉は、対生。下部は羽状に全裂し、翼のある柄がある。
羽片は長さ6〜15cmで鋸歯があり、下方のものは小型。
茎下部の葉は5裂、上部では0~3裂、頂葉片が最も大きい。
頭大羽状に全裂した裂片は、卵円形~楕円形。
花は枝先に多数の小さな花が集まり頭花となり径約2cmで淡紅紫色。
小花の花冠は筒状花で長さ約7mm、上部は4裂し裂片に長短がある。
総苞片は線形、長さ5~20cm、1列に並び反り返る。雄蕊は4個。
萼の先はコップ状に広がり、縁に毛がある。
雄蕊4個が突き出し、紫褐色の葯が目立つ。
花冠の間から突き出る緑色の刺状のものは花床鱗片。
小苞片(Flora of Chinaではbracteole)とも呼ばれる。
長さ約8㎜、先が刺状に尖り、褐色を帯び、毛が生える。
総苞片は1列、長さ5~20㎜の線形で垂れ下がる。花期は8~9月。
果実(痩果)の小総苞は4片からなり、8肋がある。
くさび形で長さ5~6mm、集まって球状になる。
花床の鱗片はくさび形で小花を包み、先に剛毛の生えた刺針がある。
葉は対生、左右対称で見事な釣り... 葉は対生、左右対称で見事な釣り合い。
葉が、基部まで羽状に切れ込み、
先端の裂片が最も大きく基部の裂片は小さい。
この様な形状の葉を頭大羽状裂と言う由。
各裂片の先端は尖り縁に鋸歯がある。
花も良いが、葉も見事なフォルムだ。
面白い咲き方。 面白い咲き方。
拡大した花は、更に複雑な構造を... 拡大した花は、更に複雑な構造をしている。
黒丸地点は、自生確認地だ。丹沢... 黒丸地点は、自生確認地だ。丹沢山地等、山間部に自生している。
平地で見ることは、無理とは思うが、間違って出てこないものだろうか。

*以上の画像は、すべて借り物*



《 泉の森では未確認の草本〝鍋菜〟》
泉の森の一部は、立入禁止。鍋菜〟が生育していそうな場所もありそう。
特異な泉の森であるがゆえに、夢膨らむ。
福島県会津地方や茨城県の筑波山麓等、出会った場所を重ねてみると、尚更である。
 
「令和陸年(皇紀2684年)9月11日、記」
 
 
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《雅羅・/・襍録〝里地の花Ⅲ〟❖ ’24-254 ❖》

オトコエシ(男郎花)スイカズラ... オトコエシ(男郎花)スイカズラ科(Caprifoliaceae)
学名:Patrinia villosa (Thunb.) Juss.
別名:オトコメシ、シロオミナエシ、シロアワバナ、ツチナ、トチナ等。
オミナエシ科はスイカズラ科に含められた。
花に近寄って見ると; 匐枝を出... 花に近寄って見ると;
匐枝を出して、広がる。茎の上部はほとんど無毛、下部は有毛。
葉は対生し、長さ3~15㎝。
上部の葉は分裂しないが、中部以下の葉は羽状に3~5深裂する。
頂部の葉が最も大きく、裂片は卵状長楕円形。
花は散房状に多数つき、花冠は白色、5裂する。
オミナエシは、花が黄色。
オミナエシの自生は少なくなったがオトコエシは多い。
又、オミナエシ属オトコエシ種内にオトコオミナエシがある。
高次倍数体間の交雑種であるが、黄花や白花が混在する。
仲間のオミナエシは匍匐枝を出さず、地下茎で増え、花は黄色。

《 泉の森・こもれび広場〝男郎... 《 泉の森・こもれび広場〝男郎花〟 ❖ 2024/8月下旬~9月上旬 ❖  》
泉の森の〝男郎花〟は、自生・野生種である。
画像の〝男郎花〟は、分植・移植したもの。
オトコエシ(男郎花)という名は、茎がより太く、葉がより厚い。
全体に逞しい印象を持つことに由来する。
開花状態の茎上部の傘状の大きな花序は、みごたえがある。
茎の根元からは匍匐枝(走出枝)、赤い蔓状の茎が横に伸びる。
その先に新たな株を作る。ときに山の谷間などでは大群落をなす。
秋に採取した根を乾燥させ煎じて飲めば、解熱や解毒に効果がある。
又、漢方名は「白花敗腐」。若葉の揚げ物もおつなものである。
オトコエシに似ている草花に“カノコソウ”がある。

「令和陸年(皇紀2684年)9月10日、記」
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《雅羅・/・襍録〝里緑地の花Ⅱ〟❖ ’24-253 ❖》

ナツエビネ(夏海老根)ラン科(... ナツエビネ(夏海老根)ラン科(Orchidaceae)
学名: Calanthe puberula Lindl.; C. reflexa Maxim.
常緑性で、やや湿った落葉樹林下... 常緑性で、やや湿った落葉樹林下にはえる。
偽球茎は、球形で地表近くをじゅず状に連なる。
葉は 3~5 枚,束生し長さ10~30cm。
狭長楕円形で先は尖り,縦のひだが目立つ。
表面は光沢無く白みをおびている。
花茎は基部葉腋より出て高さ20~40cmで短毛がある。
花期は 7~8 月。花は花茎の上半部に 8~20 個つけ淡紅紫色。
苞は披針形。萼片は狭卵形で上方に反る。
側花弁は線形で後方に曲がり、唇弁は心臓状卵形で前方に垂れ、
基部近くで 3 裂し中裂片は広楕円形で大きく先は尖る。
縁は細かくちじれ,隆起線はない。蒴果は倒卵形。
北海道(南部),本州,四国,九州に分布する。
県内では『神植目 33,神植誌 58』は塔ヶ岳,津久井,
横須賀,『箱根目 58』は神山が産地として記録されていた。
現在は、西丹沢のブナ帯や相模原市緑区(旧藤野町)、
それらのシイ・カシ帯の樹林内に生えるが稀。
『神 RDB95』では絶滅危惧種 ,
『神 RDB06』では絶滅危惧ⅠA 類とされた.

《 泉の森・山野草園〝夏海老根... 《 泉の森・山野草園〝夏海老根〟 ❖ 2024/8月下旬~9月上旬 ❖  》
泉の森の〝夏海老根〟は、自生・野生種ではなく植栽されたものに由。
すぐ近くにサイハイランがおり、開花期的には順繰りで良い。
今年の8月にすぐ脇の大木が伐採された。
今後にこの伐採が、周りの植物に如何に影響するか観察を続けたい。

「令和陸年(皇紀2684年)9月9日、記」
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《雅羅・/・襍録〝里緑地の花Ⅰ〟❖ ’24-252 ❖》

センニンソウ(仙人草)キンポウ... センニンソウ(仙人草)キンポウゲ科(Ranunculaceae)
学名: Clematis terniflora DC.; C. maximowicziana Franch. & Sav., Enum. Pl. Jap.
センニンソウ(仙人草);蔓性木... センニンソウ(仙人草);蔓性木質(半低木)の多年草。
自生場所は、シイ・カシ帯~ブナ帯下部に見られる。
葉は羽状複葉、小葉は 3~7 枚。小葉の葉形は卵形~狭披針形と変化がある。
夏に、枝の先端および葉腋から3出円錐状集散花序を出す。
白い小さな4弁花に見えるのは萼片で、白色の萼片4枚が十字形に平開する。
牡丹蔓に似ているが、仙人草の葉には切れ込みがない。
対して牡丹蔓には牡丹の葉のような切れ込みがある。
また、仙人草は草。 牡丹蔓は、基部が木質化し、木に分類される。
仙人草の茎や葉の切断面から出る汁や濡れた花粉に触れると炎症を起す有毒植物。
花名の由来は果実先端に長く伸びた毛が仙人の髭に似てる事による。


《 里山里地の晩夏の花〝仙人草〟 ❖ 2024/8月下旬~9月上旬 ❖  》
“せんにんそう”;
夏になると、各地の日当たりの良い道端の藪や山野で咲き誇る花。
白い花を沢山に纏ったセンニンソウは、目を引く程に見事だ。
センニンソウはつる性の多年草で、無毛の茎は勢いよく長く伸びる。
仙人草の別名には、ウマノハオトシ(馬の歯落とし)、ウマノハコボレ(馬歯欠)、
ウシクワズ(牛食わず)、ハコボレ(歯欠)、ハグサ(歯草)等がある。
此等の別名は有毒植物にゆえんする。
泉の森・シラカシの池東側(池東防衛林・仮称どんぐり広場)。
中に大きなホウノキがあり、脇の草地にアワブキが移植されている。
そんな所に、仙人草が咲き誇っていた。
柵にしたロープを蔓にしたように絡みつき、覆いかぶさった仙人草。
キンポウゲ科の学名はRANUNCULACEAE(ラナンキュラス)、
センニンソウ属の学名はClematis(クレマチス)、
どちらも園芸種の名前に使われて いる花名だ。
キンポウゲ科の植物は花弁状の萼片をつけるものが多く、
トリカブト属をはじめアルカロイドを含む有毒植物が多い。
 薬用として利用されるものもあるが。
花が美しく観賞用に栽培されるものも多い。日本には22属145種もある。
センニンソウ(クレマチス) 属にはつる性のものが多く、
葉は対生し葉柄で他のものに絡みつき、雄蕊、雌蕊が多数あるのが特徴。
半鐘蔓を除き風車・鉄線等、花が大きく上向きに咲く鑑賞用花。
この仙人草は在来種で、クレマチスの野生原種でもある。
オオアカマルノミハムシの仲間(ハムシ科の昆虫)は、
センニンソウの仲間の葉を食べて育つ、と図鑑で知った。
とか 甲虫が、集まっている姿を以前、見たことがある。
花には、わずかに芳香がある・・“ほのかな香り”
 
「令和陸年(皇紀2684年)9月8日、記」
 
 


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