物語の真骨頂
Mar
13
「謎」と「結果」を結ぶ「過程」。
大河「麒麟がくる」だって、
「家臣である光秀が
主君である信長を討つ」という結果は、
誰もがわかっていたことで。
「どうして?」という謎に迫るために、
1年以上、放送を見続けていたわけですよ。
信長こそが麒麟を呼び寄せる名君だと
思っていた光秀が、
本能寺の変に至る過程。
それこそが物語の核心で、
それを知りたくて、
視聴者はずっと放送を見ていたわけです。
レイアースだって、
最終回で衝撃の事実が
明かされるわけだけど、
「そうか!自分たちが倒すべき敵は
エメロード姫だったんだ!!
よし、じゃあ、倒すぞ!!えいっ!!
やったー!!これで世界は安泰だっ!!」
……じゃないわけですよ。
主人公たちが信じていた価値観が
一気に揺らぐ中で、
「敵」を倒さなければいけないという葛藤。
そもそも、どうして自分たちが
異世界セフィーロに召喚されたのか。
どうして自分たちじゃなければいけなかったのか。
そういえば、エメロード姫は、
ただの一度も、「自分を助けて」とは言わなかった。
そのことに気づいたときの衝撃。
それは、「今まで」の積み重ねでしか得られない。
起承転結の「承」をないがしろにしてたんじゃ、
得られない。
昔、タカマ二次小説「それは蛍のように」の
執筆に行き詰まった際、
非常に参考にさせてもらった
サイトさんがあります。
私に起承転結の大切さを教えてくれた
サイトさん。
文芸ナイフ_ドラマをつくる
http://pearldiver.blue.coocan.jp/knife/sousaku/2kishou.htm
ここに書かれている「『承』のポイント」が、
夜叉姫は全くできていないのよ。
犬かごや殺りんが出てくる過去話が
一番の盛り上がりで、
それ以外の迷走っぷりというか、
雑さ加減がひどすぎる……。
次回が最終回だというのに、
全然盛り上がらない。
そんで、「変化」がご都合主義どころか、
さっぱり理解できないんだよ……。
理由付けの「り」の字もないんだよね……。
おまけに、「伏線」が
伏線になっていないのよ……。
「こういうの見せとけば、
視聴者は食いついて来るんだろ……?」っていう、
使い捨ての道具にしかなっていなくて、
物語を構成する大事なパーツには
なっていないんだよ……。
適当に種まいて、
忘れた頃に芽吹いても、
それを踏みつけることしかしていない。
ってか、自分で何を撒いたか
完全に忘れてるし、
育てるつもりも摘み取るつもりも
ないだろ?っていうね。
伏線を張ること自体が
目的になってしまっていて、
物語が収束していく兆しが見えない。
「ハイっ!種まいたっ!何の種だと思う?
〇話で明らかにするから待っててね!!」
「お待たせしました!!朝顔の種でした!!
ちゃんちゃん♪」
ってのを、ひたすらあちこちで
繰り返されている感じ。
芽吹いていく過程が、
朝に花を咲かせ、昼には萎む過程が、
全く見えない。
丁寧に水をあげる過程が、
やがて新たな種を育む過程が、
全く見えない。
「答え合わせ」が大好きな、
最近の若者向けの作品かと思いきや、
「犬夜叉」を知らない世代には、
余計に理解不能な設定や
世界観になっているからね。
古参のファンを
ターゲットにしているようでいて、
それだとあまりにも
視聴者を舐めすぎだし、
新規ファンを獲得したいと
考えている割には、
説明がなさすぎる。
何をしたいんだか、
全くもってわからんわ。
これほどまでに「核心」がない作品も、
めずらしいと思うよ……。
遠い道の先で
Mar
13
「読者や視聴者を惹きつける『謎』って大事」ってことを書いているけど。
昨日の夜叉姫見て思った。
だからって、謎を量産すればそれでいいわけではないわ。
夜叉姫、ここまで来たら最終回まで見るけどさ。
その内容次第な部分はあるけどさ。
でも、最終回が相当な出来で挽回してくれない限り、
2期があっても見ないよ(苦笑)
どんなに「謎」が残されていても、ね。
増え続ける「謎」が、
ちっとも魅力的ではないんだもの。
示される「答え」が、
あまりにも安直なんだもの。
それこそまさに、
使い捨てレベルに謎が量産され、
雑な答えが中途半端に垂れ流されていくんだもの。
どうやらサンライズさんには、
「謎さえあれば、親世代をチラ見させとけば、
視聴者がついてくる」という謎の自信がおありのようだ……。
昔からのファンを繋ぎとめることも、
新規ファンを獲得することも、
失敗していることにお気づきか……?
前々記事の料理の例を引き合いに出すとしたら。
全く煮込むこともせずに、
次々と新たな食材に手を付けられても、
料理は美味しくならないどころか、
全く完成しないし、
客はついてきませんよ、ってことなんだよな。
しかも、次々と珍しい食材や調味料を出されて、
「どう?すごいでしょ?」、「懐かしいでしょ?」とか言われても、
ぽっかーんなんだよな……。
その辺、サンライズさんは
もっと自覚してほしい……。
紡がれる音色
Mar
13
美舟の生い立ちをどうしようかなぁと。
大まかな設定はあるんだけど、
細かい部分を詰めなきゃなぁと。
当初の設定そのままで細部を埋めようとすると、
若干の矛盾も生じそうで。
微調整をしつつ、
詰めていかなきゃいけないなぁと。
ぶっちゃけ、大巫女の柊とは、
実の姉妹ではない設定です。
御影家で生まれ育った柊に対して、
美舟はどっかから御影家にやってくるイメージ。
でも、その「どっか」をどこにしようかなぁと。
平凡な家庭からやってきたことにしようと思ってたけど、
それだとちょっと無理があるんだよな……。
ある程度の地位がないときつい気がする。
でも、御影家には劣るけど、ある程度の地位の家庭って何だ?
それともやっぱり、拾われた子とかにしようか。
それもありかもしれないなぁ。
相変わらず、BGMはこの曲です。
散りばめられた欠片が壊された気分。
Mar
13
ものすごくもやってたんだけど、
この動画見たら少しは落ち着いた(笑)
夜叉姫、もはやストーリーテラーの反面教師だな。
おもしろい物語を作りたければ、
絶対にやってはいけません、ってことを
いくつもやってしまっている気がする。
もはや、声優さんたちが
かわいそうに思えてしまう……。
今まで、いろいろ意味不明なところはありつつも、
それでもおもしろい部分はあったのに。
それらを全てぶち壊すほどの、
迷走っぷり。
最終回まで残り一話でこれですか……?
なんていうか、限られた時間枠の中だから、
思うように描けないとか、
そういうレベルじゃないんだけど……。
なんつーか、鬼滅の刃から説明台詞全部削ったら、
こうなるんだろうか……、とふと思った。
あの作品、キャラが一か所で
一気に説明するのが多い印象があって、
個人的に好きにはなれない……。
1話~3話くらいまではすごくおもしろくて
夢中で見てたけど、それ以降は無理だった。
なんであんなに、一か所で説明しようとするんだろうと、
ものすごく思った。
もっと随所に散りばめればいいのに。
モノローグ多すぎだし、ご都合主義的だし、
なんであんなにヒットしているのかがわからん。
……が。
今日の夜叉姫を見て、
鬼滅はちゃんと説明してくれる分、
はるかに良いのではないかと思えてきた(笑)
それくらいに今日の夜叉姫、
意味不明だったわ(笑)
伏線をろくに張れていないのに、
無駄に謎を作って引っ張って、
緻密な組み立てが皆無なままで、
砂上の楼閣をぶっ壊そうとするから、
全くついて行けんのよ……。
なんつーか、
「描ききれてない」とか、
そういう問題じゃないんだよな……。
「こういうことを言いたいっていうけど、
そんなの、作品からは読み取れないよ」ってレベルじゃない……。
どんなに頭を巡らせても、
何を言いたいかが皆目見当がつかんのよ……。
「言いたいこと」がない状態で、
中途半端に材料だけ振り回されても、
困惑するだけというか……。
材料だけはいっぱいそろってるけど、
何を作りたいかが全く定まっていない料理みたいっていうか。
ボウルに小麦粉と卵を入れ始めたから、
ホットケーキでも作るのかと思って見てたら、
全く混ぜない状態で放置して、
いきなり魚を捌き始めた、みたいな。
それも中途半端に投げ出して、
今度は冷蔵庫から肉を取り出したけど、
下味もつけないまま常温で放置して、
お米研いだはいいけど、
炊くことはせずに、
いきなり冷凍してたカニを取り出して、
一気にレンジでチンして「出来上がり!」とか言われても、っていう。
もはや、そういうレベルだよ、夜叉姫……。
憂愁の調べと白梅香
Mar
12
人を惹きつけるような「謎」があるよなぁと。
るろ剣の追憶編の存在を初めて知ったときは、
不思議で仕方なかったからなぁ。
は?剣心が妻を殺した?
そんで、妻は剣心に婚約者を殺されている?
それを知っているのに、
あえて剣心に近づいた?
は?なんで?
っていうね。
たぶん、初めて存在を知ったのは、
小学生の頃だったと思う。
レンタルビデオ屋の店頭に並べられた、
追憶編のOVAが気になって、気になって。
でも、確か、いっつも借りられていたような……。
ようやく、最初の方だけ借りて見たけど、
なんだかよくわからなかった気がする。
キャラデザも、アニメ本編とは全然違うし、
怖くなって途中で見るのを辞めたのかもしれない。
すごく記憶が曖昧で、
巴が最初にセリフを言うシーンを
見た記憶しかないような(笑)
けど、大人になって、
最初から最後まで見たら、
なんだかすごく感銘を受けた。
剣心も巴も、あまり喜怒哀楽を表に現わさなくて、
ひたすら淡々と物語が進んでいくんだけど、
それがものすごく、
深く心に染み入ってくるというか。
幸か不幸か、
原作の追憶編は読んだことがない。
昔、従兄の家に行ったときに、
時々ジャンプを借りて読んでたから、
部分的に人誅編をチラ見はしているんだけど、
タイミング良く(?)追憶編は読んでいないんだよね。
大人になって、OVAを最初から最後まで見て、
感銘を受けた後で、
原作とOVAでは、
十字傷ができる過程や、
剣心が「真実」を知るタイミングが
少し違うということを知った。
少しの違いだけど、
でも、ものすごく大きな違いだなぁと思ったりする。
違いがあることを知る過程で、
原作の追憶編も部分的にチラ見したけど、
ちゃんと読んだわけじゃないから、
一方的な見方になるのは否めないけど。
私は断然、OVA派です。
巴の複雑な想いや、剣心の苦悩がより滲み出ているのが、
OVAな気がして。
ただ、子ども向けではないわなぁ……。。
現に、小学生の私にはちんぷんかんぷんだったわけだし。
映画は、どっちで来るんだろうなぁ……。
何でもかんでも「答え」を求めすぎて、
心情を読み取るのが苦手な若者に、
迎合はしてほしくないなぁと、思ったりする。
こう、静かにじんわりと、
描いてほしいんだよなぁ。
琴線の糸に込める願い
Mar
8
タカマ二次小説執筆のBGMとして聴きまくってました。
ずっと、何の曲かわからずに聴いてたけど、
コメント見てるうちに、俄然興味を持って、
魔道祖師について調べてみた。
調べれば調べるほど、興味をそそられるけど、
仲間の裏切り?で一度死んじゃうとか、
血生臭い戦いやらグロイ妖魔?やらが出てくるっぽいので、
しばらくアニメは見れんと思う……。
ぶっちゃけ今、というか、
たぶん今の部署にいる間は、
その手の描写、特に視覚的な刺激は、
生理的に受け付けづらくなっている……。
普段の生活がストレスありすぎるから、
そういうのを受け付けるキャパがない。
コナンの「ピアノソナタ月光」のリブートも、
見たいのに見れん状態だからなぁ。
すごく好きな作品だし、
コナンの中でもすごく重要な話だし。
今の時代、トリックどうすんの!?
とか、気になるし。
犯人役の声優さんも好きだし。
けどなぁ……。
焼死とか、マジで受け付けんのよ。
……という状態なもんで。
魔道祖師も、アニメ見るのはキツイと思うんだけど。
でも、そのうち小説は読んでみたいなぁ……。
鬼の性
Mar
6
元人間が鬼になったパターンで、
颯太を襲ったシーン以外、
鬼っぽさが薄かったけど、
今書き溜めている話の中で、
ちょっと鬼っぽいシーンを入れました。
そんな彼女の過去に思いを馳せているうちに、
この曲を聴きたくなった。
こちらは、生まれながらにして鬼のお話。
琥珀の雪
Mar
6
今まで漠然としていた部分について、
ちゃんとイメージを膨らませて、
骨格を組み立てないと、
今後の展開に響くし。
橋姫誕生の経緯だって、
漠然と思い描いてから実際に形になるまでに、
かなりの年数経っているからな……。
今回もそれなりに寝かさないと、
厳しいかもな……。
でも、橋姫誕生の部分、
いざ書き始めたら、一気だった。
それまで心の中に眠っていたイメージを、
過去に残していた草案をもとに、
掘り起こしていく感じで、
すごく夢中になって書いていたな。
今回もそうなると良いんだけど。
ただ、今回は恋愛じゃなくて、
どんな風に生まれ育ったのかが鍵になるから、
けっこう手ごわそうだな……。
と、この曲を聴きながら思っています。
匿われた悲しみの痕跡
Mar
5
この曲がオススメに上がってきたのがきっかけ。
仕事でやさぐれていた心に深く染み入りました。
そんで筆が進みました。
ほんとに、小説執筆くらいしか
楽しみがないわ、マジで。
それはともかく。
やっぱり、橋姫もとい美舟の過去を
もう少し描く必要がありそうだなぁ。
時の朔ノ宮に出会う前の彼女を描きたい。
恋に溺れる前の彼女を描きたい。
いったい何をどう描くのかが
難しいところなんだけど。
彼女の根幹、ひいては
物語の根幹に関わるところだから、
丁寧に描きたいし、
けれど冗長になっても嫌だし。
その前に一度、
書き溜めてた分をまとめてアップするかもしれない。
満たされず彷徨う魂
Mar
5
オススメに出てきたと思って聴いたら、
我が家の橋姫さまにぴったりだったわ(笑)
誰ソ彼ホテル、全クリしたけど、
めっちゃいい作品だったな……。
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