OVAに比べてメリハリが薄い気がする。
淡々とした物語だからこそ、
メリハリが大事だと思うんだ。
OVAだと特徴的な飯塚が、実写だと印象薄くて、
誰なのかわかりにくかった。
有村巴ちゃんもずっと儚げで、強さが足りない。
一本筋が通った強さや狂気がほしかった。
酒、菖蒲の花、鞘、白梅香。
OVAで効果的に使われていた小道具が、
実写では全く登場しないか、
登場しても生かしきれてない。
アニメと実写だと勝手が違うだろうから、
それぞれの表現方法で良いのだけど、
もっと五感に訴えることができたのではないかと。
最初の刀傷も、
生かしきれていなかった気がする。
巴の中にある憎しみや悲しみ、
殺意をどの時点でどの程度見せるかってのは
やり方次第だと思うけれど。
あまりにも見せなすぎたかな、と。
Silent 、手話の字幕が直訳とかなり違うって知って、
実際はどういう意味なんだろうって気になって手話動画見たら、
意外とおもしろくて。
ネイティブの方にも愛されてるって知って、
改めて素敵な作品だなと。
【silent】ろう者の私たちでも大号泣。
小学校の頃、授業かクラブ活動で
「手話で歌いましょう!」とか言って、
「ふるさと」とか「翼をください」とかやった気がするけど、
自分の名前を指文字で、とかもやった気がするけど、
全然覚えてないもんな。
やっぱ必要なのは日常会話なんだよね。
歌えたって話せなければ意味がないんだと思う。
本当に、最小限の言葉で、
複雑な心情を描き出す作品なんだなと。
個人的には「同じ視線」というよりも、
ひとつの言葉や出来事をいろんな視線で多角的に見ているのだと思った。
視線が違うからこそ、同じ言葉でも、
いろんな意味が込められているのだろうなと。
【silent(サイレント)】繰り返しのシーンが描く言葉の魔力/想と湊斗、紬と萌そして真子のセリフ【川口春奈 目黒蓮(SnowMan) 鈴鹿央士 夏帆
初恋の悪魔は小説みたいな作品だったけど、
Silentは絵画のような作品だなって思った。
ただ静かにそこにあるんだけど、
そっと奥を覗いてみると、
とてつもなく繊細で深い世界が広がっている。
言葉で情景を描くのが初恋の悪魔だとすれば、
情景を静かに描き出すことで、
言葉に込められた意味をそっと浮かび上がらせるのが
Silentなのかもしれない。
多くの作品において「言葉」は手段。
伝えたいテーマを伝える手段。
だけどこの作品は、
言葉そのものがテーマな気がする。
Official髭男dism - Subtitle [Official Video]
「好きな人がいる」って言葉が、
こんな形で生かされるなんて思わなかった。
真意が明かされたはずの言葉が、
さらに深みを持って迫ってくる。
コンポタ飲む度に、
Silent思い出してしまいそう笑
単なる三角関係では言い表せない人間模様が、
すごく切なくて苦しくて、
純度100%のダイヤモンドみたいで、
一点の穢れもない雪の結晶のようで、
プリズムの光のように、心を貫くんだ。
仕事をする上で、
すごく重要なことが描かれていた気がする。
現場の漁師にとっては、
獲った魚を市場に卸して終わり。
その先どうなるかがわかっていない。
だから、その先の対応がトンチンカンになる。
これ、どんな組織でも、
どんな場面でも言えることだ。
目の前の仕事に精一杯で、
この業務の展望が見えずにいた私と、
私がどんな経緯で前の配属先を異動になり、
何を理想とし、何に失望し、何を目指していたのか、
皆目見当のつかない元上司のトンチンカンな会話だってそう。
「普通はこうだろ!」って言われたって、
全くの畑違いから来た私には、普通が何かがわからない。
「これは普通じゃないんだから、
ここまでしなきゃいけないだろ!」って言われたって、
「普通がわからないのに、そんなんわかるかぁ~!!!」って思ったし、
逆に彼には、私が見ているものがわからない。
「先が見えない」って、上方下方、中枢末端、
どっちのベクトルに対しても言えることだね。
中枢の人間には現場が見えないし、
現場の人間には中枢が見えない。
その先がどうなっているかわからないから、
互いにトンチンカンな対応になる。
同じ現場でも、相対する対象が違えば見えるものも違ってくるし。
前の上司はよく「なんでなんだ!?」と言ってたけど、
そんなの簡単だった。
私と彼では、見え方が違うから。
見てきたものが違うから。
自分の尺度に当てはめて考えたって、
わかるわけがない。
それなのに、あくまでも自分の尺度で見ようとするから、
いろんなことがおかしかった。
これはきっと、今後、部署を異動しても一緒だ。
自分が上に立つ立場になっても一緒だ。
見えていないから、想像できていないから。
いかに可視化するのか、共通認識を持つのか、
どんな風に先を見据えて動くのか。
すごく重要なことが描かれていた気がする。
Twitterで「小説執筆中のあなたの頭の中を教えて」という
アンケートを見かけまして。
1.映像派→浮かんだイメージから書く
2.音声派→聞こえる声(ナレーション、台詞など)を書き起こす
3.憑依派→登場人物になりきって書く
4.その他→リプ欄へ
上記の1を選んだものの、
実際にはいろんなパターンがあるので、補足をば。
言葉が先に浮かんで、
そこからイメージを展開させていくこともあるし、
先に浮かんだ映像を言葉でなぞっていくこともあるし、
言葉を綴ると同時に映像が浮かび上がることもあるし、
人物になりきることもあるし、人物を演じることもある。
人物になりきる場合には、本当になりきるわけだけど、
演じる場合には、「自分が舞台に立っているとすれば、どう演じるか」を考えて、
その動きを言葉にしていく。
役者が台本のト書き通りに演じる逆バージョン。
役者の動きをト書きに落とし込んでいくイメージ。
どんなセットの中で、どんな小道具をどう扱えば効果的か、
どんな身振りをしてどう立ち回るかを考えて、
その動きを言葉にしていくイメージ。
勝手に動き出した人物を、
必死に追いかけていくこともある。
ちょっと待ってよ!なんでそっち行くんだよ!?って思いながらも、
必死にカメラ構えてピッタリと添うように追いかけていく。
とまあ、いろいろです。
もっと時間や労力をかけずに小説を書けるようになりたい。
そのためには、構成をシステマティックに
オートマティックにできれば良いのだけど、
その方法を模索中。
起承転結を組み立てて、
それを入れ子構造にすれば良いのはわかってるけど、
今はそんな余力がない。
緻密に構成を組み立てるより、
雰囲気と勢いで書いてしまいたい。
だけど、何も骨組みがないとポシャるので、
簡単に骨組みを作る術を知りたい。
意外といろんなツールがあるんですね。
小説を書くアプリ無料おすすめ10選【執筆プロット作成】 | アプリログス
自分に合うものがないか、いろいろ模索してみます。
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10月29日追記。
Nola、何だかんだいじってるうちに、
まあ、それなりに便利かも?と思えてきた。
だけど、肝心のプロットが使いづらくて困ってる。
最初から起承転結に分けるんじゃなくて、
思いつくままに書いたのを起承転結に振り分けられたらいいのに。
あ、小説のメニューでそれやってみればいいのかな。
思いつきと勢いで一気に小説書ける時と
そうじゃない時の違いって何だろって考えたら、
知識や経験やコンディションもさることながら、
やっぱり物語の構成が大きいなと思った。
ろくに構成練ってないように見えて、
実は「ベタな展開」という強固な構成が出来上がっていれば、
そこに肉付けや捻りを入れればいいだけだから、
割と勢いで書くことができる。
でも、構成を一から立ち上げる必要があれば、
時間がかかる。
互いを見つめ合ったり、
同じ方向を見たりするのが友情や愛情で、
鏡に映るのが自分自身、
背中合わせなのは信頼や絆って感じがする。
隆臣が見つめ合うのは結姫だけど、
背中を預けるのは泰造だろうし、
そういう意味では颯太の相手は圭麻な気がする。
那智の相手が結姫かっていうと、
なんか違う気がしてて。
あの二人はあくまでも共感しあったり
励まし合ったりする友達って感じがして、
背中合わせの関係は成り立たない気がする。
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