武術稽古の真骨頂は、終わりがないということだと思います。
昨晩、シアトルに来られている宇城憲治先生と談笑する機会があったのですが、その一言にハッとしました。
「答えを求めるのではなく、深さを求める」
常に「考える癖」を心掛けてきました。
それは、高校生時代の大学受験の暗記知識の在り方に疑問を持ち、倫理社会で触れた哲学の楽しさからがあったと思います。
それが、外資系で勤務し、武術稽古するなかで自分のある姿勢となりました。
良いか悪い、当たっているか間違っているなどその時代や常識で振り分けられる狭い判断でなく、自然、人の道としてどうあるべきかを考え、自分や周りの将来に繋ぐ。
考えるためには、判断する自分という軸もしっかりと持たないといけません。
その軸が太いものになるには、知識でなく経験でしょう。
「深さを求める」
まだまだ人生楽しいものです。
自分は何者?
余計な書評は不要かと思いました。
若い方だけでなく、壮年層。
そして、子供の教育にいろいろ悩んでいる方。
まずは読んでみてください。
日本では会社入社式も終わり、学生から社会人に踏み出した多くの若者の一人でも多くが自分の夢に胸を躍らせていることを願ってやみません。
メンターになっている学生や息子からもSNSやメールで、「がむしゃらに頑張っていってみる」= Work Hardという意気込みには嬉しい限りです。
一方、餞としてand Work Smartというメッセージを返信しました。
実は、この「Work Smart」= 賢く働けというのは、社内のアメリカ人から言われて「カチン!」と来た言葉でした。当時、会社を立ち上げて大変なとき。毎月日本往復。日本でも正月3日から24時間体制の開発サポートで出社などなど。体力勝負をしていたとき。しかし、アメリカ側はゆったりとしていて夕方にはもう帰る。そんなタイミングで言われると「お前らもっと働けよ」と心の中で叫んでいる自分がいました。
でもちょっと違う。
長時間働けば、働いた気になっている。
付き合いというか会社の雰囲気で定時退社がしにくく、付き合い残業。
そんな風土が残る日本。長丁場では疲れも溜まり、頭の働きは低下。
体を壊して休むことになることも。そうなると周囲は、彼は働きすぎだよね。頑張っているものという同情の声が多かったり。でも実は自己管理ができていない。仕事のマネジメントができていないということも言えます。
社会人スタートで意気込んでいるからこそ、敢えて「work smart」と水を差す言葉も投げました。
本当は、「Work Hard & Play Hard」=よく働き、よく遊べ!が若い時代の特権というか勉強含めた目指すバランスでしょうね。
日本の若者には、日本、日本人の良さを再自覚しながら、弾けてもらいたいものです。なんだかコメントがオッさん臭くなりました。
先月日本出張中に本屋で見つけた本です。「日本刀」という言葉に惹かれて手にしたのですが、日本の伝統文化の裏話というか歴史的なものを垣間見るには面白い本だと思います。
本屋に行くのは好きなのですが、「日本刀」に関する書籍がコーナーができていたのには驚きと嬉しさがありました。最近のイベントに若い人々が増えたのも良いことですが、女性の参加者が男性より多かったり、前列に座り、活発に質問する人に女性が多いというもの新鮮な驚きです。
上巻の小見出しタイトルをちょっと拾ってみると、
関東の防風林は、なぜケヤキなのか?
「征服」でなく、"順応”するのが日本人の知恵
三十三間堂を七百年保たせた”波に浮かぶ筏”の構造とは?
米偏重が生んだ日本人の食生活の知恵
古代人が絶対に済まなかった谷口扇状地
平安貴族はほとんど身体を洗わなかった
ズボン着用の古代人が、なぜ着物を創ったか
猛毒の彼岸花を、なぜわざわざ輸入したのか?
なぜ、古代日本は女尊男卑だったのか?
魂の再生産を目的とした切腹の様式
村八分を非人道というのは間違い
理解して賛同できるものをそうでないものともあるかと思いますが、そういうこともあったかもしれないと日本人として日本文化、風習含めて歴史を観るには楽しい本かと思います。
タイトルごとに分かれていて、気晴らしにオススメの本です。
スタートアップで自前オフィスが持てるようになる前、登記住所、郵便受取からオフィススペースの共有サービス。
共有スペースも来た時に空いている机を使う。
専用の机を持つ。
専用の小さなオフィスを持つ。
共有スペースには、会議室、イベント、娯楽スペース、倉庫。
それにコピーマシン。
いろいろなサービスがありますが、ここシアトルにあるSVP(Seattle Venture Partner)というNPOは、こうしたスタートアップをサポートする企業や個人の寄付で運営されています。
そして、軌道に乗り始めるスタートアップに対して、エンジェル投資もする。
それに夜間大学とオフィススペース共有をメインにするロンドン発の会社とコラボレーションしている共同オフィスに行ってきました。
灯台下暗し。
こうした便利なサービスを活用できる環境が、スタートアップの大きな追い風になっていると思います。
詳細は、
#ブログ
創刊号。日英文の2冊
SNSのネットワーク力の凄さと会ってなんぼのリアルな世界の素晴らしさを実感した出会いでした。
日本伝統工芸の存続に危機感を感じ、始めたのが「和道」で日本刀の海外紹介。その活動を支援し気にかけてくれたビジネス友人の紹介。Facebookでつながり、メッセンジャーでコミュニケーションしながら昨日都内でお会いしたのが、写真家に田川氏。
同じ志と危機感を日本、日本人の持たれてすでに過去20年以上活動されてきて、そのなかで自費出版で立ち上げられた「samurai.jp」
Facebookには、夏目雅子の写真があり、えっ?
自己紹介のアイスブレイクのなかでまず聞くと彼女のカネボウ化粧品のモデルデビュー時から写真を撮っていたのが田川さん。実はその写真を部屋に貼っていたデビュー当時からの隠れファン。そして、結婚相手の伊集院静が高校の先輩で彼女のお墓が故郷防府にあること。街おこしで商店街やった「ひまわり館」の彼女の写真提供は田川さん。
そして、お会いする直前に田川さんが会われたサンマリノ共和国の大使とその著書。実は、その本を最近読んだばかりの本でサンマリノ共和国に興味を持っていたい私。
共通して二人が感じている「日本人はもっと誇りと自信をもつべき」という想いの確認からお互いのプロジェクト紹介。
私は足元にも及ばない彼の大プロジェクトに思わず興奮。やはりコツコツと長年続けてこられている大先輩。しかし、全く偉ぶられることもなく同じ目線でいろいろとお話してくださいました。
あっという間の2時間。とても興奮した楽しいひと時でした。
築地歌舞伎座前にて
不思議なものですね。
先日、このブログでスーパー歌舞伎について触れたばかりなのに。
出張中の夜、息子と一緒に初歌舞伎デビューを果たしました。
歌舞伎ファンには当然なのでしょうが、観劇の礼儀というか、勝手が全くわからないまま。でも音声ガイドを借りたのでとても助かりました。
しかし、三部作で、休憩が20−30分あり、結局合計4時間に及ぶことになるとは想像だにしていませんでした。
息子連れて、良い文化体験。
最初で最後にならず、また行ってみたいと思います。
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