今年の読書(10)『医者の言い分』野田一成(中経出版)
元NHK社会部記者であった著者が、「取材では、どう踏み込んでも第三者の立場にしかなれない」と感じ、29歳のときに山口大学医学部に3年時学士入学を経て医師になるまでの過程、並びに現実の研修医としての経験から見た、今の日本医療の問題点を分かりやすく書かれています。
受験一途に医学部に入学してきた若者と、記者として6年半の社会経験を持つ著者との視点のずれを、冷静に書かれているのはさすが記者の経験が生かされていると感じました。
「医師が患者を診療し、患者はただ言いなりになる」という体質から脱却し、医学部や医療関係者が自分たちの保全ばかりを考えることなく、「患者中心の医学教育・現場」に頭を切り替えてもらいたいものだと感じながら、読み終えました。
受験一途に医学部に入学してきた若者と、記者として6年半の社会経験を持つ著者との視点のずれを、冷静に書かれているのはさすが記者の経験が生かされていると感じました。
「医師が患者を診療し、患者はただ言いなりになる」という体質から脱却し、医学部や医療関係者が自分たちの保全ばかりを考えることなく、「患者中心の医学教育・現場」に頭を切り替えてもらいたいものだと感じながら、読み終えました。
Posted at 2012-01-18 07:14
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Posted at 2012-01-19 01:44
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Posted at 2012-01-18 08:53
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Posted at 2012-01-19 01:46
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Posted at 2012-01-18 17:21
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Posted at 2012-01-19 08:29
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