ファルコン植物記(676)細長い花托のイチゴ【章姫】
Feb
25
バラ科オランダイチゴ属の多年草で、日本には江戸末期にオランダから輸入され、本格的なイチゴ栽培は1872(明治5)年から始められています。
果実として食べている部分は正確には<花托>と呼ばれれ、花弁が変形したものです。
「イチゴ」の本当の果実は、粒々の種子に見える部分で<痩果>と呼ばれれています。
【章姫(あきひめ)】は、静岡県のイチゴ栽培家である故荻原章弘氏が1992(平成4)年に世に出した育成種で、氏の名前のひと文字が付けられています。
「女蜂」と「久能早生」を掛け合わせた品種で、果実はかなり長い円錐形で「とよなか」と同様かやや大きめです。果皮色は鮮紅、果肉は淡紅をしており、酸味が弱い品種です。
熟した「イチゴ」は先の部分が、ヘタの部分よりも糖度が2~3度高いですので、まず「イチゴ」の「ヘタ」側半分を食べて、次に「先」側を食べますと、口の中に甘みが残り、おいしく味わえます。
Posted at 2013-02-25 16:02
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Posted at 2013-02-26 01:46
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