「みりん干し」という呼び方が一般的なようですが、おばあちゃん子だったわたしには、<桜干し>と呼ぶ方がしっくりと馴染みます。
中学生時代のお弁当には、赤ウインや玉子焼きに並ぶ定番メニューでした。
今宵の肴は、「みりん干し」(300円)です。
「みりん干し」は大正時代初期に九州地方で鰯を醤油に浸けて乾燥させた製品が始まりとされ、その後調味料の味付けの工夫がされ、風味と滋養に富む手頃な保存食品として全国各地に広まりました。
「みりん干し」を<桜干し>というのは、元々の原材料の真鰯(今は片口鰯が主流)が、桜の咲く3~4月頃のモノが脂肪が少なくて最適で、この時期が最盛期であったこと。
また、鰯を開いて干した形が、桜の花びらに似ているからとも言われています。
現実的な話としては1931(昭和6)年当時、<みりん干し>は嗜好食品とみなされ、鉄道運賃が高く制定されていました。
鉄道省に陳情の上、「みりん」の文字をはずして「桜干し」とすれば、惣菜品となり安く出荷出来たことによります。
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Posted at 2013-03-14 06:56
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Posted at 2013-03-15 00:35
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Posted at 2013-03-14 11:56
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