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神戸:ファルコンの散歩メモ

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今年の読書(45)『猛き海狼』チャールズ・マケイン(新潮文庫)

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今年の読書(45)『猛き海狼』...
第二次世界大戦を舞台に、ドイツ海軍の中尉<マクシミリアン・ブレーケンドリフ>(マックス)を主人公に据え、装甲艦グラフ・シュペー号の副官として南太平洋の哨戒に出るところから物語は始まります。

<ランドルフ艦長>のもと、敵国イギリスの軍艦を打ち破る戦果を重ねますが、やがて大きな痛手を受け、中立国での修理も拒否され、グラフ・シュペー号は敵国に渡るのを阻止するために艦長もろとも自爆して海に沈んでしまいます。

その後商船に偽装したメテオール号に乗り組み、イギリス艦とインド洋で対戦中に艦は撃沈、救命ボートで漂流の末生き延び、父親や恋人のいる故国に戻りますが、愛国心に燃える<マックス>は大尉となり潜水艦U-114の艦長として、再びアメリカ本国へと向かっていきます。

大戦中のドイツの状況、艦隊同士の対戦状況や潜水艦内部の描写、(マックス)と恋人との関係を組み込みながら、祖国を思い入れる心の動き等、史実に裏付けされた出来事や登場人物を織り込み、読み応えのある上下二冊になっています。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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エメラルド
Commented by エメラルド
Posted at 2013-04-24 08:32

ドイツ将校を主人公にした作品は珍しいですね。上下2巻をあっという間に読みこなすファルコンさんにも頭が下がります。

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ファルコン
Commented by ファルコン
Posted at 2013-04-25 01:08

歴史も面白い要素がある分野で、史実に基づいた小説は、興味がわいてしまいます。
ドイツ人でない著者が、ここまでドイツ海軍を分析しているのに、驚きました。

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