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神戸:ファルコンの散歩メモ

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今年の読書(86)『魔女の盟約』大沢在昌(光文社:カッパ・ノベルス)

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今年の読書(86)『魔女の盟約...
九州天草にある通称《地獄島(波越島)》では売春が行われており、14歳で祖母に売られた主人公<水原>は、10年間働かされたあと島抜けを果たします。
逃げ出した女は、引き戻されると一生働らかせれるという厳しい掟があり、島には日本中のヤクザが進行する古い<九凱(くがい)神社>がありました。

過去の縁を切るために、<水原>はヤクザ組織を使い、<九凱神社>を破壊し、《地獄島》の売春組織の解体に成功するのですが、そのことにより日本の警察に追われ、韓国・釜山にて隠遁生活を送る羽目に陥ります。

その矢先、かくまってくれていたヤクザ達が殺し屋<黄>に殺され、<水原>は上海元公安部の女刑事<白理>に助けられますが、<白理>もまた<黄>に刑事であった夫と子供を殺害された過去を持ち、二人して日本に潜伏している<黄>を求めての復讐劇が展開されていきます。

『ユーラシアホワイト』 も世界を股に掛けた展開でしたが、この作品も韓国・上海・日本を舞台に、脇役たちも個性的で、裏社会の現実と小気味良い二人の女の執念を感じさせてくれる一冊でした。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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エメラルド
Commented by エメラルド
Posted at 2013-07-18 13:32

スリルとサスペンスがたっぷり詰まった作品のようですね。これも面白そう!

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ファルコン
Commented by ファルコン
Posted at 2013-07-18 23:56

大沢在昌さんお小説は、『新宿鮫』シリーズから大好きで、面白く読んでいます。
ここ最近は、海外を舞台に裏社会を描かれているようで、小説の幅が広がっているように感じられます。

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