今年の読書(92)『越女剣』金庸(徳間文庫)
Jul
21
著者は海寧県出身の香港の小説家で、香港の『明報』とシンガポールの『新明日報』の創刊者でもあります。
『白馬は西風にいななく』・『鴛鴦刀(えんおんとう)』・『越女剣』の三編が収められており、ユーモアと哀感あふれる中短篇集でした。
タイトルになっている『越女剣』は、中国四大美女のひとり、<西施(せいし)>の古典故事「西子捧心」を下敷きに、羊飼いの娘を剣術指南役にした越国が、宿敵呉国を滅ぼすまでを描いています。
また『鴛鴦刀』は、故事来歴の言葉が文中に巧みに出てきて、いかにも中国的な小説だと感じながら、楽しく読み終えました。
Posted at 2013-07-22 13:01
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Posted at 2013-07-23 00:50
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