今年の読書(112)『「イスラム」を見れば、3年後の世界がわかる』佐々木良昭
Sep
8
シリアの化学兵器使用を巡ってきな臭い情勢が中東近辺で起きていますが、そのイスラム圏の国々の現状を知る上で面白く読めました。
イラクによる核開発疑惑も絡み、アメリカをはじめ、欧州・イギリスの政治的介入の裏側がよく理解出来る内容です。
原油産出地域でもあり、イスラム教という宗教が絡み、この先もどのような状況になっていくのか予断を許さず、アメリカなどは国境線を超えた新しい枠組みの国家の青写真を想定しています。
「ガソリンが高くなったなぁ~」の裏側では、政治の駆け引きや民族や宗教の問題が絡んできているのを、忘れてはならないと改めて認識させられました。