著者の作品は代表作<新宿鮫シリーズ>を筆頭に、同じ主人公のシリーズ化が多いようです。
この作品も、『走らなあかん、夜明けまで』(1993年刊行)・『涙はふくな、凍るまで』(1997年刊行)に続く、<坂田勇吉シリーズ>の3作品目(2012年刊行)です。
主人公<坂田>は、前作までに北海道ではロシアマフイアと、大阪では地元暴力団とのトラブルに遭遇してきた「ササヤ食品」の営業マンです。
今回も、高齢者対象の新商品の煎餅の宣伝のため、老人会にボランティアとして出向くのですが、訪問先で<玉井>という詐欺師と関わりを持ったところから、殺人事件に巻き込まれてしまいます。
老人会の世話役をしている男勝りの<小川咲子>との淡い恋心もあり、いつものバイタリティーで事件の解明に関わらざるをえなくなってしまいます。
暴力団がらみの難事件にいつも巻き込まれる<坂田>の活躍が、今回も楽しめました。
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Posted at 2013-09-25 00:24
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Posted at 2013-09-25 15:04
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