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- ファルコン植物記(1090)黄色い花【ハルノノゲシ】
道端や空き地などで春先から11月終わりごろまで花を咲かせる「ノゲシ(野芥子)」ですが、特にこの時期に咲かせているのを「ハルノノゲシ(春の野芥子)」と呼んでいます。
キク科ノゲシ属の分類される植物でヨーロッパ原産、日本には中国から渡来した「麦」と共に入りこんだ史前帰化植物です。
和名に「ケシ(芥子)」と付いていますが、ケシ属と葉の形が似ているだけで、分類上は全く別系統です。
貝原益軒の『大和草本』には、「ケシにもアザミにも似て花は黄色く、花のあとの冠毛が飛散して新苗になるのはタンポポのようだ。葉や茎を切ると白い乳液を出し、食用になる」と記載されています。
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