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- ファルコン昆虫記(433)生きている化石【ホソマダラシリアゲ】
「シリアゲムシ(挙尾虫)」は、<生きている化石>といわれる昆虫で、恐竜が繁栄しはじめる中生代の手前の古生代ベルム紀に化石が見つかっています。
「トンボ」や「ゴキブリ」も古生代から化石が発見されていますが、これらは<蛹>にならない不完全変態の昆虫です。
系統的には、チョウ目(鱗翅目)の「蝶や蛾」の先駆けともいえる原始的な昆虫です。
シリアゲ目(長翅目)シリアゲ科に分類され、<目>としては世界中で600種ほどしかいない小さな群です。
「シリアゲムシ」のオスは、腹部末端に交尾の際にメスを掴まえておくハサミのような器官を、サソリのように持ち挙げる姿勢を取りますので、この名が付けられていますが、毒はありません。
<吻>が長く、むちのような細長い触角と付属肢、膜状の翅を持つ華奢な昆虫です。
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