低空飛行しながら、砂地に着地して尾端を地面にこすり付ける動作を繰り返す【スキバツリアブ(透翅長吻虻)】の行動が、観察できました。
ハエ目(双翅目)ツリアブ科の「アブ」で、腹部に淡黄色の縞模様があり、毛深くてずんぐりとした体格をしています。
写真の後姿は、お尻を折り曲げている姿勢ですが、地表に尾端をこすり付けるようにして、腹端にある<砂室>と呼ばれる部分に小さな砂粒を吸い上げる、<尾端接触行動>と呼ばれる動作です。
この吸い上げた砂粒を卵にまぶし、地中に生息する<ハナバチ>の幼虫の近くに砂粒だと偽装して(?)産卵、<ハナバチ>の幼虫を餌として育ちます。
偽装と書きましたが、直接相手の卵に産み付け寄生するのなら、わざわざ砂粒にまぶす必要はないと考えているのですが、産卵方法の研究は進んでいないようです。
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Posted at 2014-09-26 18:27
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Posted at 2014-09-26 18:32
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