<阪神電車・沿線百景>(2)@【灘の一つ火】
Sep
14
伝説によれば日本武尊が熊襲遠征の帰途、大阪湾で航路を見失ったとき、神に祈りを捧げると北の方に一つの光が見え、無事に難波へ帰り着いたといわれています。
これが保久良神社の灯火とされ、以来「沖の舟人 たよりに思う 灘の一つ火 ありがたや」と古謡に謳われ、広く崇敬されてきました。
保久良神社も創建時の年代がわかりませんが、境内や周辺から石器時代・青銅器時代・弥生時代の遺物が多数出土しており、古代から祭祀の場所であったようです。