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神戸:ファルコンの散歩メモ

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今年の読書(120)『世界記憶コンクール』三木笙子(創元推理文庫)

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今年の読書(120)『世界記憶...
明40年頃を舞台として、小さな出版社「至楽社」の記者<里見高広>を主人公に据え、探偵ホームズ役を担っています。

<高広>の雑誌の表紙絵を描いている絵師<有村礼>は美麗の顔立ちで、人気画家の立場でワトソン役を務めています。

副題として<帝都探偵絵図>と銘打たれ、明治の世相を反映した5編が納められていますが、市井の中で起こる事件を人々の交流、父と子の関係を通して解決に導いていきます。

本書は『人魚は空に還る』に続く2巻目ですが、<高広>を取り巻く脇役も個性があり、あえて時代設定を明治時代にしたことが楽しめる一冊でした。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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birdy
Commented by birdy
Posted at 2014-10-07 15:35

タイトルがおもしろいですね。
探偵ものだとは思えないです。

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ファルコン
Commented by ファルコン
Posted at 2014-10-07 16:20

ネタをばらすわけにはいきませんが、コンクールが行われること自体が、事件の鍵になっています。

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