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神戸:ファルコンの散歩メモ

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今年の読書(59)『時限』鏑木蓮(講談社文庫)

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今年の読書(59)『時限』鏑木...
本書の主人公<片岡真子>は、京都府警に入ってまだ7年目の新人刑事で、警察庁から出向しているキャリア組の<高藤>警部と組まされますが、<片岡>のはんなりとした京都弁が気になる<高藤>です。

元老舗呉服屋<向井>の別邸で若い女性の首つり死体が発見され、遺体の首筋には、首を吊った索条痕と手で絞めた扼殺痕があり、不可解な事件として捜査が始まります。

歯の治療あとから、死体は3年前に家出した長崎市の<夏山千紘>だと判明、引き取りに来た母親との会話で<片岡>は彼女の過去を聞かされます。父親に児童ポルノを作成され、それが原因で自殺未遂を繰り返しながらも、「いのちの110番」の担当者<山本祐一>に心の安寧を見つけ出しますが、介護士をしていた<山本>の妹は15年前に失踪、最後の訪問先が<向井>の別邸で、彼は<向井>を犯人だと信じていました。

二つの事件が交錯、殺人の時効15年(事件当時)が目前に迫り、<向井>に翻弄されながらも真摯に事件に取り組む<片岡>の姿が印象的で、続編を望むキャラクターでした。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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エメラルド
Commented by エメラルド
Posted at 2015-05-04 04:09

ミステリーはいいですね~!面白そうです。日本に帰ったらゆっくり読みたいです。(^_^)

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ファルコン
Commented by ファルコン
Posted at 2015-05-04 04:47

またアメリカのミステリーも、紹介しなければいけませんよね。
若い頃に読んだ好きな作家たち(エド・マクベインやロバート・B・パーカー)が亡くなり、次世代が出てきていない感じです。

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