女将のつけもの@立ち呑み【しゅう】高速長田駅地下通路
Apr
25
胡瓜の両端部には苦み成分が含まれていますので、調理の際には1センチほど切り落としますが、女将さんの胡瓜も右側の端部が切り落とされているのがよくわかります。
塩をまいたまな板の上でゴロゴロと押さえながら動かして、色留めと青臭さを抑えるために「板ずり」を行っていましたが、最近ではあまり見かけなくなりました。
昔の胡瓜は表面が白っぽく吹いた感じで、乾燥や雨から身を守るために生ずる「ブルーム」が見られましたが、消費者側からすると農薬ではないかと見られ、最近では「ブルームレス」の製品が普及しています。
身を守るモノがなくなったことにより皮自体が厚くなり、逆に中身が柔らかくなってしまいました。
バリッと歯ごたえのある昔ながらの胡瓜の味を懐かしみながら、女将さんの漬物をおいしくいただいてきました。