時は天正年間、忍者の里として有名な伊賀衆を引き連れる<百地三太夫>と、隣接する<織田信長>の次男<北畠信雄(のぶかつ)>の伊勢衆との戦いを主軸に据えた物語です。
「信雄軍」を壊滅させようと、伊賀衆を束ねる「十二家評定」のメンバー<百地三太夫>や<下山甲斐>は、術策をもってなんとか伊勢衆をおびき寄せて壊滅させようと画作、伊勢衆は天正6(1578)年10月25日の「丸山合戦」で痛手をを追わせますが、天正7年9月16日に痛手を負い、<信雄>の負け戦に憤怒した<織田信長>は、2年後の天正9年に4万4千騎の軍勢で伊賀に攻め入ります。
歴史の史実に基づく文章を要所に散りばめ、主人公ともいえる忍びの<無門>や<文吾>などの荒唐無稽な忍術の世界に思わず引き込まれてしまう、痛快な歴史小説でした。
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