今回の<佐々木房甫>先生の生け花は、黄緑色の式台に黄緑色の花瓶が全体によく馴染んでいます。 「ギボウシ」の大きな葉を中心にツルシダ科の「玉シダ」、小さな花で目立ちませんが細い枝状の「ミズヒキ」 そして中心に深紅の「ケイトウ」がいけられています。 それぞれに方向性を持った花材が、お互いに干渉せずにのびやかに伸びているのが印象的な構成でした。