ファルコン昆虫記(701)白壁に【セトウチフキバッタ】(5)
Sep
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ほとんどの<フキバッタ>の翅は退化しており、胸に褐色の翅の跡が残っていますが、飛ぶことができないため行動範囲が限られてきますので、その地域固有の種になってきました。
体色は緑色を基調とし、背筋が茶色の種もあり、眼の丑後側に黒線が入りますが、頭部でとまるものから、腹まで続くものまでと種により多様です。
成虫は年に1回、夏から秋にかけて発生、バッタ類の多くはイネ科の植物を食草としますが、この<フキバッタ>は名称通り「フキ」をはじめ、草本類の葉を食べつくします。