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- 今年の読書(160)『ハチはなぜ大量死したのか』ローワン・ジェイコブセン
2007年の春までに、北半球から四分の一の<ミツバチ>が忽然と消えてしまいました。
本書はアメリカで2008年9月に出版された全訳に加え、2009年8月に日本に来日した著者が、当時の農林水産大臣<石破茂>への取材が、書き下ろしとして追加されています。
CCD(蜂群崩壊症候群)と呼ばれる大きな括りで著者は養蜂家や検査所を精力的に取材、<ミツバチ>たちに何が起こっているのかの現状を分析すると共に、<ミツバチ>の生い立ちから現状まで、幅広い目線で分析・報告されています。
生産性を高めるために農場にまかれる農薬の恐ろしさをわかりやすく、そしてそれに対抗するために<ミツバチ>に施される抗生物質の影響等、経済優先社会の怖さを改めて感じながらも、昆虫と植物の連帯関係も良くわかる解説書として、面白く読み終えれました。
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