群馬県前橋市で、異臭騒ぎが起こり、50人を超える被害者が発生。原因を確かめる中で、ガスを発せさせたと思しき魔法瓶が置かれた場所の廃屋の化学工場の跡地から50年前の白骨死体が発見されます。 場面は、昭和30年代初頭、安保後の高度成長期に替わり、現状の国体に憂いを持つ満州からの引揚者<国重>が主催するクーデター団体<七の会>の流れに変わり、サンドウスルメンバーの<松島>は、毒ガス開発に力を注ぐとともに、クーデター決行に強い意欲をもっていました。 主宰者の<国重>は、<松島>の行動を危惧して、毒ガスを隠す裏工作を行い、クーデターを中止へと導きます。