「保育士の待遇」@神戸市
Jul
28
そして、保育士として働く上で欠かせない項目が給与面や待遇ではないでしょうか。近年の調査によると全国の保育士における職場の改善希望としては、「給与・賞与等の改善」が6割で他の項目と比較しても圧倒的に高い値となっています。
神戸市で保育士として働く人の平均的な月収は22万円から24万円とされています。ボーナスとして支給される額の平均はおよそ80万円から85万円で、月給の3カ月ないし3カ月半に相当します。平成24年度では45万円程度であったことを考えると、市全体として保育士への待遇が短期間で大きく改善したことがよくわかります。他の都道府県では「ボーナスの支給額は月給の2カ月分」というのが一般的ですから、これは非常に高い水準と言えるでしょう。平均的な年収は320万円から350万円程度となっており、これも全国平均を大きく上回っています。
神戸市は昨日、保育士不足の解消のため、新卒保育士を対象に2年間で合計40万円の一時金を支給すると発表しました。総額4億円をかけ、2017年度と18年度の採用者1000人への支給を見込んでいます。保育士の定着とさらなる確保を目指し、まず勤務1年目に10万円、2年目に30万円を支給する。市の保育士の有効求人倍率は1月時点で2.20倍と昨年より0.36高くなっています
神戸市には公立の保育園がおよそ50、私立の保育園が約160ほどあり、そこでは正規職員としておよそ700人の保育士が勤務しています。児童の受け入れ人数は2万1000人余りと算定されているものの、現在そのサービスを利用している児童の数は許容人数を800人ほどオーバーしている状態で、保育士各自にかかる負担の大きさが懸念されています。
さて、一時金の効果で、保育士の応募が順当にいけばよいのですが、職場環境の改善が見えない中、気になるところです。
Posted at 2017-07-28 22:09
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Posted at 2017-07-29 00:41
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Posted at 2017-07-29 02:41
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Posted at 2017-07-29 04:05
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