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- ファルコン昆虫記(805)旅路の果て(24)【ヒカゲチョウ】(5)
【ヒカゲチョウ(日陰蝶)】は、チョウ目(鱗翅目)タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科に分類されるチョウの一種です。
日本固有種で、関東以西の本州および四国では低地から山地にかけて分布し、ジャノメチョウ亜科の中でも比較的よく見られますが、今年も林縁の近くで見かけましたが、鳥にでもかじられたのか、上翅の一部がかけていました。
人の気配に敏感で、草にとまっているのを見つけても、すぐ林の中に逃げ込んでしまうことが多い。樹液に来ているのもよく見かけます。関西などでは普通種ですが、東北や九州では分布が限られています。
成虫は年2化で、初夏から初秋まで観察でき、 越冬態は幼虫。
幼虫の食草はイネ科のタケ・ササ類(メダケ、ヤダケ、アズマネザサ、マダケ、ネザサ、シャコタンチク、クマザサ、ゴキダケ、オクヤマザサ、イワテザサ、ナリヒラダケ)などです。
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