< (画像:世界自然保護基金) >
東南アジアのメコン川流域で色鮮やかなトカゲやカエルなど115の新種が見つかったと、世界自然保護基金(WWF)が6日に公表しています。このうち巻き貝を食べる珍しいカメの仲間がタイ北部で売られていたほか、多くが開発による環境破壊や密猟で絶滅の危機にあり、WWFは「早急な保全が必要だ」と訴えています。
カンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナムにまたがる地域の生き物を2016年に調べた結果をまとめた報告です。
タイ北部の市場では、研究者が見慣れないカメが売られているのを発見。購入して調べると、巻き貝を餌にする「マレーニシクイガメ」と似ているが、甲羅の形や色などが異なり、近縁の新種と判明。タイではダムの開発が進んでおり、個体数が減る恐れがあるといいます。
ベトナム北部の森に生息していたのは「ベトナムシナワニトカゲ」。ペットとして盛んに取引されるほか、石炭採掘で生息地がなくなりつつあり、ベトナムに残るのは200匹未満と推定されています。
ガイアナ共和国の熱帯雨林で発見された体がコバルトブルーに輝くクモの 「タランチュラ」 の報告がありましたが、自然破壊の進む環境のもと、人知れず途絶えた種もあるのではないかなと危惧してしまいます。
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