「国産ジビエ認証マーク」
May
19
農作物を食い荒らすために捕獲されるイノシシとシカの捕獲数は年々増加。農水省の調べでは、2015年にイノシシは55万頭、シカは58万頭が捕獲されていますが、その9割以上が廃棄されているのが現状です。食肉利用を進めて農村の稼ぎを増やすことを狙います。サルモネラなどの細菌や寄生虫をもっていることがあり、処理段階で毛や内臓から肉につく可能性があります。
ジビエの処理施設は全国に500以上あり、一部の自治体は独自の認証制度を設けている。農水省の制度では、厚生労働省が設けたジビエの衛生管理のガイドラインをもとに、使用するナイフは1頭ごとに洗浄する▽捕獲地や捕獲・解体年月日を記載する、など数十項目の基準を満たした施設が認証を受けられます。
今後は専門家の委員会が民間の審査機関を定め、最初に申請した食肉処理施設が夏ごろにも認証を得ることを目指します。
商標登録出願中のロゴマークはシカとイノシシをあしらった図柄で、緑色が基本。認証施設で処理された肉や加工品にラベルなどで表示できます。