< バカマツタケ(画像:多木化学) >
マツタケの近縁種で、似た香りと味がする「バカマツタケ」の完全人工栽培に肥料メーカーの多木化学(兵庫県加古川市)が成功しています。同社によると、バカマツタケの完全人工栽培は世界初。生産体制が整えば、手軽にマツタケの風味を味わえるようになるかもしれないといいます。
「バカマツタケ」はブナ科の植物と共生して成長するキノコ。生える時期と場所を間違えたとの意味を込め、名付けられたという説があります。流通量は少なく店頭に並ぶことはほとんどないため、マツタケ専門業者も価格相場は把握していないといいます。
「バカマツタケ」の完全人工栽培の研究は、大学でキノコの研究をしていた研究員が約6年前から始めました。植物に共生させる方法は成功例がありましたが、菌床で完全人工栽培に成功したのは初めてで、季節を問わず供給できるメリットがあるといいます。
多木化学はコストダウンや安定供給の方法をさらに研究し、3年後の事業化を目指しています。マツタケ専門の販売業者によると、国産マツタケの価格は時期や産地などで異なりますが、1キロ当たり約4万~5万円。多木化学は「マツタケより安く提供できるようにしたい」とのことです。
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Posted at 2018-10-14 15:48
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Posted at 2018-10-14 15:52
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