第10回の本屋大賞を受賞したベストセラー小説で、2016年に 「永遠の0」 (2013年)と同じ<山崎貴>監督により映画化され、出光興産産創業者の<出光佐三>をモデルとした主人公・国岡鐡造の一生と、出光興産をモデルにした国岡商店が大企業にまで成長する過程が描かれているという内容は知り得ていましたが、遅まきながらお正月休みにじっくりと上下2巻を読んでみました。
<出光佐三>をモデルとした主人公・国岡鐵造が、石油の一大事業を成し遂げるさまを明治・大正・昭和という時代の流れを背景に、石油産業に情熱を注ぐ主人公の生き様が、一つの戦後史として、日本の敗戦を境として見事に描かれています。
学生時代、イランの「国立国会図書館」の国際コンペに参加した経験がありますが、その当時のパーレビ国王の立場が描かれており、イランの石油にまつわる状況を興味深く読みました。
化石燃料としての「石油」、今後の流れはどうなるのかなと、考え込んでしまいました。
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Posted at 2019-01-10 04:41
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Posted at 2019-01-10 13:35
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