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都城市旧市民会館の解体問題

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都城市旧市民会館の解体問題
福岡県久留米市出身の戦後を代表する建築家、<菊竹清訓>氏(1928~2011)の設計で、高度成長期の建築運動「メタボリズム」の代表作とされる宮崎県都城市の旧市民会館の存廃が揺れています。市が今月上旬、保存・活用が困難として解体決定を発表したのに対し、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関である国際記念物遺跡会議(イコモス)は12日、<池田宜永>市長宛てに会館の解体計画の停止を求める勧告文書を提出しました。イコモスは撤回されない場合、国際的な警報の発令も見据えています。

勧告文は県や文化庁などにも同時に出されています。「あらゆる解体計画の停止」と「国際的な専門機関との(保存・活用に向けた)意見交換」を求め、従わない場合は、より強い国際的遺産警報(ヘリテージ・アラート)を発する準備があるとしています。強制力はありませんが、世界から文化財保護の在り方が問われることになり、発令されれば国内3例目。過去には<菊竹氏>設計の「出雲大社庁の舎(や)」(島根県出雲市)も対象になっています。

旧市民会館は1966年4月1日完成。高さ約26メートルで、コンクリートと鉄骨を組み合わせたハリネズミのような外観は今でも斬新です。メタボリズム建築の代表作の一つとされ、2006年にはDOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築に選定されています。

会館は、新文化ホールの完成に伴い2007年に閉館。その後宮崎市の学校法人に無償貸与されたが、改築費用などを捻出できずに17年末には返還申し入れがされた経緯があります。

市は「人口減など優先課題が多い中、市単独の保存費用負担は困難」と判断し、民間活用に活路を求めた。日本建築学会(東京)も積極的に動いたが、民間企業からの活用提案はなく、昨年7月の市民アンケートでも8割以上が解体を支持したため、<池田>市長が最終決定しています。市は、新年度予算に解体予算を計上する方針で、国際的遺産警報の発令は必至の様相です。
#ブログ #建築 #文化ホール

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