火星探査機「オポチュニティー」任務終了@米航空宇宙局
Feb
15
(NASA)は記者会見の中で、「火星がかつて湿潤で生命の存在できる惑星だった可能性があることを教えてくれ、未知だった火星の地形を明らかにしてくれた」と振り返り、「オポチュニティー」を偲んでいます。
太陽光発電で稼働していた「オポチュニティー」は、砂嵐で太陽光が遮られたために、昨年6月10日以来、通信が途絶えていました。11月から1月にかけて予想された風も、センサーやパネルの砂を払う助けにはならなかったようです。(NASA)では何度も信号や命令を送って復旧を試みましたが、復旧命令に応答はありませんでした。
「オポチュニティー」は双子の探査車「スピリット」とともに2003年に打ち上げられ、2004年に火星に着陸。「スピリット」が2009年に動けなくなった後も活動を続け、当初90日を予定していたミッションは15年間に及びました。
現在、火星の地表では探査車「キュリオシティー」が活動を続けています。「キュリオシティー」は、「オポチュニティー」に別れを告げる詞をツイートしたとか。