ファルコン昆虫記(817)【カタモンコガネ】
May
11
【カタモンコガネ】は、コウチュウ目(鞘翅目)・コガネムシ科に分類される甲虫の一種で、植物食の小型のコガネムシです。前胸背板は黒褐色で密に点刻されています。上翅(背中)は、頭部や胸部に比べてはるかに薄い茶色で不思議な模様が入っています。腹部横面に灰白色の長い毛が生えています。
日本全土に分布。成虫は4月~6月にかけて発生し、マメ科植物、ブドウ類、ヤナギ類など、さまざまな植物の花や葉を食べる。ダイズやブドウといった農作物の葉も食い荒らし、幼虫は他のコガネムシ類同様に地中生活をし、植物の根を食べますので、害虫として対処されています。
コガネムシには夜行性のものが多いのですが、本種は昼間によく見られ、1枚の葉に複数の個体が固まって葉を食べていたりしています。人が近づいたり植物が揺れたりすると、後脚を斜めに挙げる動作をみせます。動きは鈍く、わりと簡単に捕えることができます。
Posted at 2019-05-11 22:36
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Posted at 2019-05-11 22:48
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