「ハマナス」 の群落を再生しようと、釧路市が市内西部の大楽毛海岸で1988年から毎夏、地元住民と協力して植え続けてきた「ハマナ」ス約2万3千本が海岸線の後退でほぼ姿を消し、市は本年度の植栽を中止しました。
道立総合研究機構環境・地質研究本部(札幌)によりますと、大楽毛海岸は道内でも浸食が顕著な海岸の一つで、1970年代に比べると海岸線は約70メートル後退。海浜植物が咲く景勝地として知られた海沿いの草地は縮小が進んでおり、釧路自然保護協会は浸食の原因調査に取り組むようです。
「ハマナス」が植栽されてきたのは、大楽毛水産加工団地の海側に広がる草地で延長約700メートルほど。国有地で、市は、管理する道から4万4千平方メートルの使用許可を得ています。
しかし海岸線の後退が著しいことから市は昨年、現地を2015年と18年の航空写真で比較したところ、概算で1万2千平方メートルが消失していました。このため「ハマナスの育成を継続するのは困難」と判断し、昨年まで31年続いた植栽の中止を決めています。
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Posted at 2019-06-03 01:02
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Posted at 2019-06-03 01:26
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