阪神電気鉄道(大阪市)が、プロ野球阪神タイガースの本拠地、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)の南側に、新たな商業施設の建設を計画しています。球場内にある「甲子園歴史館」の展示の一部を移し、新たに体験型のアトラクションを設けて、子どもから大人までが気軽に楽しめる空間を目指します。プロ野球や全国高校野球選手権の試合だけに頼らず、球場周辺が年中にぎわう「ボールパークエリア」を目指す意向です。
建設予定地は、道路を挟んで球場と隣接する市営住宅跡地の市有地で、広さは約3200平方メートル。阪神電鉄や西宮市は、2020年に賃貸借契約を結んで着工し、21年にオープンさせる予定です
同社の計画では、新施設は3階建て。1階に飲食や物販の店舗が入る。2階は球場とデッキでつなぎ、タイガースや高校野球の歩みを紹介する甲子園歴史館の展示機能の一部を移して充実させる。また、プロ投手に対する打席を疑似体験できるコーナーやカフェが併設されます。
3階は、子どもが遊べるキッズゾーンやチアリーディングなどの練習ができる多目的ホールを用意し、親子連れが集うフロアとする。同社は「球場の歴史館はコアな野球ファン向けとし、新施設は家族やカップルなど幅広い層を集客したい」と期待しています
同社によりますと、甲子園球場でプロ野球と全国高校野球選手権大会の試合が開催されるのは年間で100日程度。大学アメリカンフットボール日本一を決める「甲子園ボウル」などの他競技やコンサートを合わせても、1年間の3分の2は観客が入るイベントは行われていません。
新施設は球場での試合やイベントがない日の集客が期待されます。一帯の回遊性を高めるため、球場南東にある商業施設「ららぽーと甲子園」と新施設をデッキで接続する案も出ているようです。
- If you are a bloguru member, please login.
Login
- If you are not a bloguru member, you may request a free account here:
Request Account
Posted at 2019-08-14 18:58
People Who Wowed This Post
Posted at 2019-08-15 00:05
People Who Wowed This Post