<チマブーエ>( 1240年頃~1302年頃)の絵「あざ笑われるキリスト」
フランス北部コンピエーニュで、女性高齢者宅の台所から13世紀のイタリアの画家<チマブーエ>( 1240年頃~1302年頃)の絵「あざ笑われるキリスト」が見つかっています。調理器具の真上の壁に知らずに飾られていたとか。古い宗教画と考えていた女性が、地元の競売人に鑑定を依頼した結果、専門家らが23日公表しています。
<チマブーエ>はフィレンツェで活躍し、弟子の<ジョット>を通じ後のルネサンスに大きな影響を与えました。
見つかった絵は、<チマブーエ>が1280年から製作した大型のディップティック(蝶番でつながった2枚折りの絵画)の一部と考えられています。このディップティックにはキリストの受難と磔刑(たっけい、はりつけの刑)の8つの場面が描かれていました。他の場面を描いた部分のうち、「聖母子と2天使」は英ロンドンのナショナルギャラリーで、「むち打たれるキリスト」は米ニューヨークのフリック・コレクションでそれぞれ展示されています。
10月27日にパリの北にある町サンリスのオークションハウス、アクテオンで競売に出品されますが、400万~600万ユーロ(約4億7000万~7億1000万円)の価値があるとみられています。
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Posted at 2019-09-24 00:23
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Posted at 2019-09-24 01:20
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